なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

ロボット設計技術者とは

車、家電、医療分野まで、あらゆる分野でニーズ急増!IT時代、産業界の未来を担う“最先端”クリエイター

あらゆる産業でIT化が進んでいる現代、「ロボット」は、私たちの日常においてごく身近なものとなりました。
一般的にロボットといえば、マンガやSFに出てくるいわゆる「メカロボット」や、TVなどで取り上げられる二足歩行のロボットがイメージされますが、実際のロボット技術とはそれに限った意味ではなく、自動車工場や機械工場などの生産ラインで動いているオートメーション機器もロボットの一部ですし、近年では、介護ロボットやお掃除ロボット、また、手術で用いられるロボットハンドなどもよく知られています。

ロボット設計技術者とは、こうした広義での「ロボット」の設計、開発を手がける技術者のこと。
機械メーカーや電機メーカーの開発部門で、機械設計やプロダクトデザイン、制御プログラムの開発などに携わる他、近年では、医療機器分野でもITのシステムの導入が進んでおり、ロボット設計技術者のニーズ、活躍フィールドは年々拡大しています。

ロボットが介入することによって、業務の効率化につながることはもちろんですが、大きな危険やリスクを伴う場面においては、「人間の力では実現できないこと」をロボットが可能にすることもあります。
例えば、被災地などで生存者を探したり、瓦礫などから人を救出する救済用ロボット、大規模な火災現場で消化活動をする消防用ロボット、地雷探索用のロボットなどは代表的な例で、人間が物理的に侵入できない場所や二次災害の危険性がある場所では、ロボットだからこそ可能なこと、ロボットだから救える命もあります。

このように、ロボット設計技術者は、テクニカル面で産業を発展させるだけでなく、テクノロジーを通じて、「人の命」や医療分野にも大きく貢献している職業なのです。

ロボット設計技術者の魅力ポイント!

1モノづくりの醍醐味、「生み出す」喜びを実感
技術職、モノづくりの醍醐味は、何より「つくる」楽しさと、それがカタチになって世の中に送り出されること。自分が開発に携わったものが製品化され、世の中の役に立つことは、技術者として一番のやりがいだといえるでしょう。
2様々な産業の発展にも貢献できる仕事
ロボット設計技術者は、これまでになかった技術や新しいシステムの開発にも携わります。災害救助や医療分野で使われるロボットなどは特に、人の力ではできなかたことを可能にするため、業界にとってそれはとても大きな発展。ロボット設計技術者は、テクノロジーを通じて、たくさんの産業の発展、そして人助けにも貢献しているのです。
3一生モノとなる高度な専門スキルを習得できる
機械や電気、プログラミングなど、様々な分野において専門的な知識と技術が求められるため、プロを目指す過程で幅広い知識を習得し、資格取得にもチャレンジします。身につけたスキルや資格は年齢や性別を問わず通用しますので、自分にとって大きな強みになります。