医療秘書技能検定をはじめ様々な資格があります。
身につけた知識と資格は、自分自身の一生の武器に!
「病棟クラーク」という資格自体はなく、就職するにあたり特に必須とされる資格などはありませんが、ナースステーション内での仕事になり、患者さんと接する機会も多いため、医療関連の知識や接客マナーは必須となります。
そのため、「医療秘書技能検定」や「医事コンピュータ」などの資格を取得しておくと、実務の中でも役に立ち、就職・転職時にも有利だといえます。
中でも「医療秘書技能検定試験」は、医療事務関連の仕事を目指すほとんどの人が持っている資格であり、誰でも受験することができるので、目標を決めてチャレンジしてみましょう。
医療秘書教育全国協議会が主催する資格試験で、診断書や証明書、報告書の作成に関する知識から、検査の名称といった医学的な基礎知識、診療報酬明細書(レセプト)に関する知識など、医療秘書として必要な専門知識を問われます。
3級~1級まであり、誰でも受験することができますが、病院や企業によっては、2級以上を求められるところもあるようです。年に2回開催され、年齢制限や回数制限などもないので、養成施設などで学びながら徐々に上級を狙っていくのも一つの方法です。
合格率は上位の級ほど難しくなり、3級:約70%、2級:約45%、準1級:約20%、1級:約10%程度
試験開催時期 | 年2回 |
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試験開催場所 |
医療秘書教育全国協議会に加盟している会員校の受験者は会員校で受験、一般の場合は受験校一覧から希望の会場を選択 協会が指定する会場はこちらよりご覧いただけます |
受験資格 | 特になし |
試験方法 | 筆記試験 |
試験科目 |
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受験料 | 1級:6,500円/準1級:5,800円/2級:5,100円/3級:4,000円
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申し込み方法 | 受験願書および受験料を「医療秘書教育全国協議会」へ提出(郵送)する |
試験に関する 照会先 | 医療秘書教育全国協議会 |
医療秘書技能検定試験の他にも、医療事務関連の資格として次のようなものがあります。
もっていると就職時に有利になったり、活躍の場がさらに広がります。
難易度に応じて階級も幅広くあるため、在学中、また現場に出てからも、目標を決めてチャレンジしてみましょう。
医療事務およびコンピュータについての基礎的な知識をもち、カルテや診療伝票を基に正しいレセプトを作成する能力を問う試験。医療事務、コンピュータ関連知識を問う筆記試験と、オペレーション実務の実技試験がある。合格率は3級:約70%、2級・準1級:約60%
診療報酬明細書(レセプト)を作成する専門職として必要な知識と、カルテや診療伝票を基に正しいレセプトを作成する能力を問う試験。医科と歯科に分けられ、それぞれに実施される。
診療記録や診察情報の管理およびデータを加工、分析を行い、病院の経営管理を支える専門職。合格率などは公開されていないが、医療事務関連の資格の中で最難関といわれる資格。(社)日本病院会が認定する養成施設(3年制以上)もしくは指定の通信養育(2年制)で必要課程を修了しないと受験資格が得られない