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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

専門職としてよう需要も評価も高い仕事。
一生の仕事として続けられる安定性も魅力です

主な就職先
  • 大学病院、総合病院、一般病院 など

診療情報管理士 職業データ

就業時間 165時間
平均給与 17~21万円/月(初任給)※
就業者の男女比 (男性)3:(女性)7

※給与は地域によって異なります。経験がものを言う仕事であるため、経験を重ねて徐々に昇給、ステップアップを目指します

大学病院、総合病院への就職が多数!

診療情報管理士は、診療記録(カルテ)の情報を管理、分析する専門家ですので、就職先は大学病院や総合病院、一般病院になります。また、「診療情報管理士」としての採用があるのは、病床数や外来数が多い規模の大きな病院がほとんど。
大学病院や総合病院といった大病院では、1日に2000人前後のカルテを処理することもあり、正確でスピーディな情報処理が不可欠。そこで、情報処理のエキスパートである診療情報管理士の活躍が求められるのです。
また、そういった場所では、10名位の診療情報管理士が常駐し、「診療情報管理室」と呼ばれる専用の管理室で作業をすることが一般的です。

安定した労働環境と将来性の高さが魅力!

病院内での勤務になりますが、看護師と違って夜勤などはなく、平日朝~夕方までの週休二日制という勤務形態がほとんど。外来の数が多い午前~午後の早い時間帯、またインフルエンザや風邪など季節的な病気が流行する時期は忙しくなりますが、全体的に安定した労働環境であるため働きやすく、結婚や子育てと両立しながら続ける人も多いようです。
また、専門職として資格手当てがつく分、他の医療事務職と比べても給与水準は高くなり、専門学校卒で初任給18万円、大卒で20万円前後が一般的です。実力と経験がものを言う仕事なので、スキルや経験とともにさらに昇給、キャリアアップを目指すこともできます。

診療情報管理士の資格、その知識や経験は全国どこの病院でも通用し、必要とされる専門スキルですので、就職時にもとても有利になり、自分の希望する地域や病院で勤務できる可能性がグンと高くなります。
現在、約33,000名の有資格者が活躍していますが、現場ではまだまだ人材不足の状態です。情報化、そして高齢化が進むこれからの時代、診療情報のプロである診療情報管理士は、今後ますます必要とされる職業だといえるでしょう。