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専門用語集

薬店経営者に関する専門用語

  • 一般用医薬品【いっぱんよういやくひん】
    医師の処方せんを必要とせず、一般の人が自らの判断で購入、使用できる医薬品。「OTC医薬品」ともよばれ、消費者に対する情報提供の必要性の程度によって第一類、第二類、第三類の3種に分けられる
  • 医療用医薬品【いりょうよういやくひん】
    病院など医療機関の医師の診断と処方に基づき使用される医薬品。「新薬(先発医薬品)」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」に分けられる。これに対し、医師による処方せんがなくても薬局、薬店などで購入できる医薬品を「一般用医薬品(OTC医薬品)」という
  • MR
    =Medical Representative(医薬情報担当者)のこと。
    医療用医薬品の適性な使用と普及を目的として、医薬品の情報提供や情報収集を行う専門職。一般的には製薬会社に所属することが多く、医療機関を訪問して、自社の医療用医薬品情報を医師や薬剤師に提供したり、使用した後の効果や副作用といった「情報の収集」、また、収集した情報を企業内で分析してその結果、情報を医療関係者に「フィードバック」することも行う
  • MS
    =Medical Marketing Specialist (医薬品卸販売担当者)のこと。
    医療機関や保険薬局などを訪問して情報活動と販売活動を行う、医薬品卸の営業職。MRが「情報提供」を行うのに対し、MSは実際に医薬品を「販売」「納品」し、医薬品の卸値についても決定権を持つ。また、MRが特定の製薬メーカーに所属しているのに対し、MSは卸業のため様々なメーカーの医薬品を取り扱う
  • QOL
    =Quality of Life(生活の質)のことで、一般的に「生活の質・生命の質」と訳される。
    医療の場では、副作用の少ない薬剤や痛みの緩和など、QOLの維持、向上のための様々な取り組みが行われている
  • 交感神経【こうかんしんけい】
    自律神経を構成する神経系の一部で、活動時、緊張状態の時に働く神経。「昼の神経」とも呼ばれ、交感神経が働くと、瞳孔は拡大し、血圧が上昇して体がエネルギッシュな状態になる。強い恐怖や怒りを感じた時、興奮した時や緊張した時にも交感神経が働く
  • ジェネリック医薬品【じぇねりっくいやくひん】
    「後発医薬品」ともよばれ、特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造、供給する医薬品のこと。
    新薬を開発した企業(先発企業)は、新薬の構造や製造方法、効能、用法などについて特許権を取得するが、特許権存続期間が満了すると、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を持つ医薬品を、他の製薬企業が製造・販売することができるようになる。一般的に、特許出願日から20年間が特許権の存続期間とされている
  • 自律神経【じりつしんけい】
    交感神経と副交換神経からなる末梢神経の一部。生命維持のため無意識に働いている神経であり、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器といった不随意器官の機能、例えば呼吸や血液循環などを調整している
  • セルフメディケーション
    自分の健康を自分自身で管理すること。体の不調を感じた時に、早めに休む、サプリメントや市販の医薬品を使って治療、手当てを行うなど、自分の判断、責任によって健康管理を行うこと
  • 第一類医薬品【だいいちるいいやくひん】

    その副作用等によって日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうち、特に注意が必要なもの。販売できるのは、薬剤師の常駐する店舗や薬局のみで、薬剤師が手渡しし薬品について説明することが義務付けられている。 主な製品例としては、フェイタス、リアップ、エスタックイブなどがあげられる

    ※厚生労働省で第一類医薬品の一覧をご覧いただけます

  • 第二類医薬品【だいにるいいやくひん】
    その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品。薬剤師または登録販売者が常駐する店舗のみで販売することができるが、店頭での店頭販売が原則であるため、通信販売やネット上での販売は禁止されている。市販のかぜ薬や解熱鎮痛薬、胃腸鎮痛鎮けい薬などがこれに該当する
  • 第三類医薬品【だいさんるいいやくひん】
    上記以外の一般用医薬品。商品説明に対して法的な制限がなく、2009年の薬事法改定により、インターネット等での販売も許可されている。ビタミンB・C含有保健薬や主な整腸薬、消化薬などがこれに該当する
  • WHO
    =World Health Organization (世界保健機関)のこと。
    1948年に設立された国際連合の専門機関で、「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的に掲げている。国際的な保健関連事業の調整・援助、伝染病や風土病の根絶、保健関連条約の提案・勧告、医療・衛生等の国際基準の策定など幅広い事業を行っている
  • ブロックバスター
    高い薬効を持ち、圧倒的な売上高と、それに比例する莫大な利益を生み出す新薬のこと。特定の定義はないが、一般的には、1年間に世界で10億ドル以上を売り上げる製品がこう呼ばれる
  • 薬種商【やくしゅしょう】
    医薬品販売業を行うにあたり必要な資格で、都道府県知事により認定される。2009年の薬事法改定により、登録販売者という名称に変更された。なお、薬種商は店舗に対して与えられる資格であったのに対し、登録販売者は、個人に与えられる資格となる
  • 副交感神経【ふくこうかんしんけい】
    自律神経を構成する神経系の一部で、安静時に働く神経。「夜の神経」とも呼ばれ、体を緊張から解きほぐし、休息させるように働く。副交感神経が優位になると、瞳孔は収縮し、脈拍はゆっくりに、血圧は下降する
  • 薬事法【やくじほう】
    日本における医薬品、医薬部外品、化粧品および医療機器に関する運用などを定めた法律。製造、販売、取扱い、広告規制などについて規定されている