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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

医療、美容、そしてプロスポーツの現場でも。
様々の分野で鍼灸師の活躍が期待されています

主な就職先

鍼灸院、鍼灸接骨院、病院、リハビリテーション施設、福祉施設、エステサロン、プロスポーツチーム、開業

鍼灸師の就職先としては、鍼灸院や接骨院、病院や福祉施設といった医療機関がほとんどですが、鍼灸師は、医療資格の中では数少ない「独立開業権」が認められているため、ある程度の経験を積んで開業する人もいます。はりやきゅうには、治療効果だけでなく自然治癒力を高めたり、リラクゼーション効果などもあるため、婦人科疾患やアレルギー疾患、またダイエットや肌荒れといった美容分野でもニーズが高まっており、医療に限らない幅広い分野で鍼灸師の活躍が期待されています。

また最近では、はり治療を利用するスポーツ選手も増えてきており、サッカー、野球、水泳、陸上競技をはじめ様々なスポーツ分野で、プロ・アマを問わず鍼灸治療が取り入れられています。身体の内部に働きかけ自然治癒力を高める鍼灸療法は、スポーツの現場では欠かせない治療法と言われており、一流スポーツ選手のトレーナーやプロチームの専属トレーナーは、ほとんどが鍼灸師の資格を持った人たちです。そして現在、鍼灸治療の効果は世界的に広まりつつあり、海外のスポーツチームでも、鍼灸治療を取り入れるところが増えてきました。スポーツ分野を中心として、鍼灸師のフィールドは今後世界的に広がる可能性があり、将来性、社会的役割ともに非常に高い職業であるといえます。

鍼灸師 職業データ

勤務体系 160時間/月 ※業務、就業先により異なる
収入 初年度:年収300万円程度
就業者数 はり師:86,208人/きゅう師:84,629人(※1)
就業者の男女比 6(男性) : 4(女性)

※1:「平成20年保健・衛生行政業務報告(衛生行政報告例) 結果(就業医療関係者)の概況」より

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