「こころの時代」に意義が問われる
精神保健福祉のスペシャリスト
就業時間 | 170時間/月 ※就業場所によって異なる |
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平均給与 | 16万~20万円/月(初任給) |
就業者の男女比 | (男性)3:(女性)7 |
平均年齢 | 35歳 |
精神保健福祉士の多くは、精神科や心療内科の医療機関、もしくは精神障がい者が社会復帰するための生活訓練施設などに勤務しています。そのほか行政機関や司法施設などで支援事業に従事している人も。業務内容は職場によって様々なので、自分が興味のある分野を見極めることが大切です。また、基本的には他業種の専門家と連携して支援にあたるので、職場環境を考慮しながら自分に合った就職先を探していきましょう。
「こころの時代」といわれる今、精神保健福祉士が担う役割は重要性を増しています。非常勤雇用の現場も多く、最近では学校や一般企業などでメンタルヘルスの相談員を配置するところも増え始めました。現在のところ精神保健福祉士という名称の認知度はまだまだ低いですが、今後はより広い分野での需要が増えていくことが予想されています。
精神保健福祉士は国家資格であり、年齢・性別問わず活躍できる職種なので、経験を積んだ後の転職なども可能です。また、キャリアアップのために社会福祉士の国家資格も合わせて取得する人も多く、それによって就職先の選択肢も広がるので、チャレンジしてみるのもいいでしょう
どんな職場においても、精神保健福祉士は精神障がい者と直接関わっていく業務を担います。心に病を抱えた人々とスムーズにコミュニケーションをとるためには、とにかく経験を積んでいくしかありません。あらゆるケースを経験し、引き出しが増えることによって、相手の心を察する力が養われます。そしてたくさんの問題と向き合った分だけ、人間としても大きく成長できます。精神保健福祉士は確かなスキルと共に人間性を重視される職種なので、継続は力となり、将来の大きな糧になっていくでしょう。