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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

訓練所への就職後はまだまだ勉強、家庭犬トレーナーは、フリーランスから大手チェーンまで。

ドッグトレーナーには、幅広い活躍の場があります。家庭犬や警察犬訓練所、しつけ教室のほか、トレーニングの専門知識を持ってペットショップや動物病院で働くことも可能です。また、経験を積んだのち、しつけ教室を開くなど、独立・開業が可能な仕事です。
その他、ドッグトレーニングの知識・技術をもって、動物保護施設、動物リハビリ施設、老犬介護施設などで働くこともできます。

家庭犬トレーナー

トレーナーが各家庭を訪れてトレーニングする出張トレーナー、子犬を数ヶ月預かってしつけをする訓練所(ドッグスクール)・保育園や、飼い主とワンちゃん が通うしつけ教室などがありますが、最近では生後6ヶ月くらいまでの子犬のしつけを行う「犬の幼稚園」などもできています。 総合ペットショップを展開する大手ショッピングセンターや、ペット共生型マンションなど、家庭犬トレーナーの 仕事は、今後益々拡大することが予想されます。

警察犬訓練士

警察犬には、直轄犬(警察が所有)と、嘱託犬(警察の代わりに民間で訓練)の2種類がいます。「直轄犬訓練士」になるためには、 警察官採用試験に合格しなくてはなりません。しかし、警察官になってもどの配属になるかわかりません。警察犬の約8割が嘱託犬と言われていますので、警察犬訓練士を確実に目指すのであれば、民間の警察犬訓練所への就職が近い道です。警察では毎年審査会を実施し、合格した犬が嘱託警察犬として登録されます。嘱託犬は民間の訓練所で「嘱託警察犬訓練士」が訓練し、警察の要請によって出動します。

盲導犬訓練士

盲導犬は道路交通法施行令で盲導犬の訓練を目的とする法人で訓練された犬と定められています。その法人は全国で9つのみ。定期採用はなく、欠員が出たとき に募集を行うことがほとんどです。就職後は、研修生として3年間実務を学び、知識と技術が水準に達すれば「盲導犬訓練士」になれます。しかし、この後2年 の実務経験をし、訓練技術、専門知識、経験事例が水準に達して「盲導犬歩行訓練指導員」として認定されます。