なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

ブーランジェとは

知識と技術、経験でおいしいパンを焼き上げる職人

ブーランジェとは、フランス語で「パン職人」という意味です。
パン職人の仕事は、パンを作ること。ベーカリーで、ホテルやレストランで、またパン工場やベーカリーカフェなども仕事場です。ショップやカフェではオープン前までにパンを焼き上げなくてはいけないので、ブーランジェの人達は、朝早くから仕事に従事しています。
今、日本では世界中のパンが食べられると言われています。それほど、パンの種類は多いのです。そのパンの製法を熟知し、さらに、季節や気候などによって状態が変わるパンを常に、見た目も美しく、美味しく焼き上げるプロフェッショナル。そこに到達するまでには、経験や研究が必要です。一人前のパン職人になるまでには数年から10年以上かかることもあるそうです。それほど、パン作りは奥が深い仕事と言えます。

  • 食パン

  • シャンピニオン

  • クロワッサン

  • ブリオッシュ

  • ライ麦パン

  • ベーグル

  • メロンパン(チョコチェップ)

  • パン・オ・レザン

SPECIAL MESSAGE

ブーランジェの魅力

楽しいと感じるのは美味しいものを作っているとき、嬉しいと感じるのは、ゲストに喜んでもらえたとき

辻井 茂人さん

プロフィール

『ハイアットリージェンシーオオサカ』
ベーカリー 副料理長

将来は、ホテルや企業でシェフ(TOP)になることが目標でした。最初はフレンチレストランで料理の仕事に携わり、その後ル・ノートルというフランスから日本に出店しているショップでパティシエも10年間経験しました。ホテルグランヴィア大阪に転職した時に、パンづくりに関わるようになり、それをきかっけにパンのことをもっと学びたくなり、以前働いていたル・ノートルのパン部門に戻って、そこで2年間経験させてもらいました。その後、今の職場であるハイアットリージェンシーオーサカに移り、現在に至ります。
常に一生懸命に与えられた仕事に取り組んできたので、周囲の先輩や上司からの紹介や引き立てもあり、ここまで来られたと思っています。

シェフになれた時は不安もありましたが、念願がかなった喜びでいっぱいでした。
この仕事の魅力は、美味しいものをお客様に提供し、喜んでもらえること。人を幸せできるところですね。反対に難しいのは、パンが生きものであること。毎日条件や環境(温度・湿度など)が違う中、ある一定のレベルの物を作ることです。だから、「美味しかったよ」「最高!」などの言葉をゲストもらったとき、喜んでもらえた時、レストランの食事帰りのお客様に、「パンが一番美味しかった」って言われたときは本当に嬉しかったです。
ブーランジェの仕事は、美味しいものを作って、より多くの人を幸せにすることだと思います。だから、美味しいかどうか、それを見極められるするどい味覚が、この仕事には必要だと思います。また、常に新しいパンを生み出すためには、向上心と頭のやわらかさが必要だと思います。ブーランジェの仕事で楽しいと感じるのは、その美味しいものを作っている時ですね。