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資格・試験情報

人の命に関わる大変な仕事!
しっかり試験勉強をして臨みましょう

救急救命士の国家試験を受験するためには、養成施設で学ぶ、医科大学などで指定の科目を修得する、または消防士として就職した上で受験するなど、いくつかのルートがありますが、最短で一般的なのは、専門学校などの養成施設で必要課程を修了することです。 試験では、解剖学、生理学などの基礎医学をはじめ、様々な疾患やその処置の仕方、また医療に関する法律のことなど、救急医学に関する実に広い分野の知識を問われます。
合格率は毎年80%前後。
養成施設できちんと勉強していれば決して合格は難しくありませんが、救急救命士は、人の命を左右する重要で大変な仕事です。確実な知識はもちろんのこと、命の現場に立つという覚悟と精神、そして人間性を培うことが大切です。

※救急救命士になるには、救急救命士の資格だけでなく「消防士」の試験(公務員試験)もクリアしなくてはいけません。公務員試験であるため、29歳以下という年齢制限がありますし、消防署の採用試験には、体力検査や、身長、肺活量、視力といた身体的制限もあります。希望する消防署の募集要項や受験条件などを、事前にしっかり確認しておくことも必要です。

試験開催時期 毎年3月/年1回
試験開催場所 北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県
受験資格

下記のいずれかに該当すること

  1. 高校を卒業後、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、2年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得した者
  2. 医科大学、看護師養成所などで1年以上修業し、厚生労働大臣の指定する科目(※1)を修めた者で、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得した者
  3. 4年制の大学で、厚生労働大臣の指定する科目(※2)を修得した卒業者
  4. 救急業務に関する指定講習を修了し、5年(または2000時間)以上救急業務に従事した者で、学校または救急救命士養成所において、1年(指定された学校であれば6か月)課程を修了した者
  5. 外国の救急救命処置に関する学校もしくは養成所を卒業するか、外国で救急救命士に該当する免許を受けた者で、厚生労働大臣により認定を受けた者

※1)公衆衛生学、医学概論、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、看護学概論、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学及び放射線医学のうち13科目

※2)公衆衛生学、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学、放射線医学及び臨床実習

試験方法・試験科目

筆記試験
試験科目
(1)基礎医学(社会保障・社会福祉、患者搬送を含む。)
(2)臨床救急医学総論
(3)臨床救急医学各論(一)(臓器器官別臨床医学をいう。)

受験料 30,300円
申し込み方法 受験願書他指定の書類を「財団法人 日本救急医療財団」へ提出する
試験に関する照会先

財団法人 日本救急医療財団
〒113-0034
東京都文京区湯島3-37-4 CIC湯島ビル7F
TEL:03-3835-119903-3835-0099
FAX:03-3835-029