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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

IT時代に欠かせない専門技術職。
医療機関に限らずニーズが高まっています

主な就職先
  • ・総合病院や大学病院などの医療機関 ・医療機器メーカー ソフトウェア開発会社 など

医療情報管理者 職業データ

就業時間 165時間
平均給与 18~21万円/月(初任給)※
資格所有者 8,080人(「医療情報技師」有資格者の2009年までの累計)

※給与は就業場所や経験年数、スキルによって異なりますので、経験を積んで昇給、ステップアップを目指します

情報化とともにニーズが急増!

医療情報管理者のニーズは年々高まっており、総合病院や大学病院といった医療機関の情報管理スタッフとして働くほか、医療機器メーカーやソフトウェア開発会社に就職し、病院情報管理スタッフ、医療情報部スタッフ、ICDコーディングスペシャリストなどの専門職として活躍する人もいます。
これまで、医療機関の情報システムは、ソフトウェア開発会社などに外注することがほとんどでしたが、個人情報保護や医療の質が問われるようになり、「情報処理技術だけでなく、医療についても精通している専門スタッフが情報システムを扱うべき」という流れがでてきました。 それと同時に、医療機関の中に情報処理技術を理解できるスタッフがほとんどいないことも課題とされていました。
こうした流れを受けて、ソフトウェア開発会社だけでなく医療機関の中でも、専門スキルを持った医療情報管理者のニーズが急増しています。

安定した労働環境も魅力

就業時間や休日は、ソフトウェア開発会社の場合は一般の企業と同様「平日朝~夕方までの週休二日制」、医療機関や医療機器メーカーの場合は、病院の診療時間や休診日と連動する形になります。
比較的安定した勤務形態だといえますが、医療機関の情報システムは、患者さんの診療や病院の経営に大きく影響するため、急なトラブルなどが発生した場合は早急な対応が必要になるため、場合によっては、時間外や休日でも対応することがあるようです。
また、幅広い専門知識と高い技術が求められる職業ですので、「経験者歓迎」「実務経験必須」という病院は多く、時間的にも規則的で安定した労働環境のため、結婚や育児などで環境が変わる女性にとっても働きやすい仕事だといえます。