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言語聴覚士への道のり

幅広い専門知識が求められる国家資格
養成校で広い知識と専門技術を取得します

言語聴覚士は国家試験ですので、国家試験に合格しなければなりません。
国家試験の受験資格を得るには様々なルートがあり、厚生労働省の規定を見ても複雑ですが、
簡単に記すと
◆高校を卒業後、国が指定した養成校で3年以上学び、必要課程を修了する
◆短期大学以外の大学で指定された必要科目を修了し、書類審査を経て認定を受ける
◆一般の4年制大学を卒業後、養成校で2年以上学び、必要課程を修了する
というのが主なパターンです。

この他、外国の大学などで言語聴覚士の養成課程を修了、もしくは免許を取得した場合は、厚生労働大臣に書類を提出して認定を受けることにより受験資格が得られます。
言語聴覚士の仕事は、「言語」「音声」「聴覚」「嚥下」と様々な専門分野に関わるため、養成校では、言語学から音声学、心理学、失語・高次脳機能障害学など幅広い専門知識を学び、病院やリハビリテーションセンターでの臨床実習も行います。
国家試験に合格すると免許を与えられますが、現在、高齢者の嚥下障害が急増しており、実際の現場では、知識だけでは通用しないケースも多々あります。広い専門領域に携わる職業だからこそ、資格を取得した後も、常に学び成長し続ける姿勢が必要です。

言語聴覚士までの道のり