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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

医療機関に限らず,保健、福祉、教育…
広い分野で言語聴覚士の活躍が求められています

主な就職先
  • ・医療機関(リハビリテーションセンター、総合病院、大学病院、診療所など)
  • ・福祉機関 (小児障害児施設、介護老人保健施設、重度心身障害児施設など)
  • ・保健機関(介護老人保健施設、訪問看護ステーション、保健所など)
  • ・教育機関(小学校・中学校などの特別支援学級、特別支援学校、言語聴覚士養成機関など)

※特別支援学級・学校に関しては教員免許要

言語聴覚士としての就職先は、リハビリテーション科や耳鼻咽喉科を中心とした病院、診療所、福祉施設をはじめ、聴覚言語障害者更生施設、重症心身障害児施設、特別養護老人ホームなど、あらゆる分野にわたります。国家資格化に伴い、様々な施設で言語聴覚士の採用が増えていますが、言語聴覚士としての歴史はまだ浅く、治療を必要としている患者さんの数に対して、確かな技術を持った言語聴覚士がまだまだ不足しているのが現状です。

高齢化社会と言われる現代、加齢による脳疾患や心臓疾患が増加していますが、それはつまり、失語症や難聴、嚥下障害もその分増えているということです。特に、嚥下障害を抱える高齢者が急増していると言われていますが、嚥下障害の治療、リハビリには非常に高い専門性が必要です。こういった現状を受けて、高齢者医療における言語聴覚士のニーズは、今後ますます高まっていくことが予想されます。

言語聴覚士 職業データ

勤務体系 170時間/月 ※業務、就業先により異なる
収入 月収:20万円前後 / 月 (初任給)
平均年齢 29.9歳
就業者の男女比 3(男性):7(女性)

※給与面や待遇は、場所やエリアによって異なりますが、経験を積んでキャリアアップや収入アップを目指します

TOPICS!

女性が活躍しやすいフィールドです

言語聴覚士の仕事では、患者さんの不安を和らげ、安心できる雰囲気をつくりだすことが求められるため、相手への気遣いや繊細さが必要になります。また、患者さんには乳児~幼児、お年寄りも多いことを考えると、女性ならではの経験や性格が活かしやすい職業だといえます。
例えば、出産や子育ての経験がある言語聴覚士なら、子どもへの接し方や子どもの心理を経験の中で学んでいることもあり、患者さんである子どもに対しても、またその家族に対しても、気持ちを深く汲み取ることができます。
さらに、就業時間が規則的で家庭や育児との両立が図りやすいなど、環境面でも女性にとってのメリットが多い職業です。