なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

幅広い知識とコミュニケーション能力で
「楽しく安全なスポーツレッスン」を!

必要資格
  • 必須となっている資格は特にありませんが、「健康運動実践指導者」や「NSCA認定パーソナルトレーナー(CPT)」、「トレーニング指導者(JATI-ATI)」といった指導に必要な資格と、栄養管理や担当する種目の指導における専門的な資格などが仕事をする上で有効です。
求められるスキル・資質
  • ・コミュニケーション力 ・体力 ・視界の広さ ・分析力

毎日たくさんの人たちを指導しながら、怪我や事故を防ぐのがスポーツインストラクターの仕事です。老若男女様々な人が何らかの形でスポーツや運動に触れることが多くなった今日。あらゆる人達が安全にスポーツを楽しめるように、身体機能や正しい運動フォーム、スポーツ生理学、栄養管理、各種目の指導法などの幅広い専門知識と、怪我や事故に対する応急処置や医学の知識は欠かせません。

また、色々な年齢の方に分かりやすく指導を行うためには、相手の立場から物事を考えられる配慮やコミュニケーション能力が不可欠となります。思うように動けない人、頑張りすぎてしまう人のペースを調整したり、あるいはレッスンを盛り上げたりと……インストラクターが率先して声を掛けることで、指導対象者の不安やストレスを解消したり、気持ちを上向きにし、レッスンの活性化も図ることができるのです。そのため、指導対象者とのコミュニケーションは、無理をさせないための指導と同じくらい大切な事なのです。
また、常にアンテナを張り、新しい情報や試みを指導の中に活かす姿勢も大切です。スポーツにおいても医学においても、常に最新情報は変化しており、より良い練習法などは次々と考案されていきます。そうした情報をキャッチし、レッスンに取り入れることは、指導対象者にとっても良い刺激となり「楽しいレッスン」づくりにもつながってくるでしょう。スポーツインストラクターは、こうした指導者としての工夫と、事故を防ぎ安全を守る専門性が強く求められる職業と言えます。

老若男女誰にでも分かりやく指導するためのコミュニケーション能力は必須。また、自分も運動をしながら人を指導するといった業務を繰り返し行うこともあるので、それなりの体力が必要です。また、指導を行う上でスポーツ生理学、栄養学、専門知識など、様々な知識を求められます。