酒類・食品への情熱とバイオテクノロジーの技術は必須。
基本スキルを身につけて醸造の現場へ!
醸造技術者(酒つくり技術者)になるには、目指す酒類(または調味料・食品)に関する専門知識、微生物に関するバイオテクノロジーの知識・技術が必要となり、実際の仕事現場によってはその他にマーケティング能力、商品管理知識なども必要になります。
実際の醸造を体験することなく技術者として就職を果たすことは事実上難しいので、試験醸造所としての酒類製造免許を有しているバイオテクノロジー系または調理系の専門学校、または食品工学やバイオテクノロジーを扱う大学などで知識・技術を学ぶのが良いでしょう。
卒業後の就職先としては、日本酒・ビール・ワインなどの酒類を製造する醸造メーカー、醤油・味噌等の醸造技術を利用した調味料・食品のメーカーが挙げられます。また、食品専門の研究機関や、発酵技術の医薬品開発への応用を目指す研究機関で研究職に進む道も考えられます。
特定の資格がなければ仕事ができないということはありませんが、危険物取扱者・乙種や中級バイオ技術者などの資格を取得しておくことで就職には有利に働くものと考えられます。