なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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仕事をしてみて、 「信頼」が一番大事だとわかりました。

塚本 雅弘さん動物看護士(中田動物病院)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

動物看護士として、馬の飼育やイベントも経験

勤務している病院では、馬の飼育をしており、動物看護士の仕事のほかにこの馬などを使った動物介在療法を行っています。僕は馬班に所属し、動物看護士としての仕事のほかに、その馬の飼育を担当しています。学校で授業を教えてくださっていた院長からそのことを聞くまでは、動物病院がまさか馬を持っているとは思っていなかったです。この病院には、女性の動物看護士は10名以上、男性の看護士が3人名いますが、業務内容が多岐に渡るうえ、男手が少ないので、力仕事である馬や作業の担当をしています。馬の作業があったり、トラクターを動かしたりしているので、他の看護士さんに比べたら、外に出る機会は多いですね。病院の近くにある病院が持つ牧場で、馬のふれあいや障がい者乗馬を行っています。初めて障がい者の方々と接する機会も持てました。馬のイベントは、高齢者乗馬にも参加しました。そのときのお年寄りの表情が生き生きしていて、「また乗りたい」といっていたのはうれしくて、やってよかったと思える瞬間でした。僕自身が馬に乗るのは楽しいので、それを多くの人にわかってもらえてよかったと思います。

「お前なら任せられる」と信頼される人間になりたい

仕事を始めたばかりの次に何をしたらいいかわからない状況から、流れもわかり作業も早く、積極的に働けるようになるまで、2ヶ月ほどかかりました。最初は絶対苦労すると予測していたんです。その予測があったからそれほどでもない。でも大変ですけど、正直な話(笑)。でも「嫌だ、辞めたい」と思うことはないですね。今は、とにかく充実しています。目標は、「塚本なら任せられる」と信頼してもらえる人間になりたい。仕事をして、信頼が一番大事だということがわかりました。