現在はテープを使用しないデジタルデータでの編集がメイン。
文字の挿入やCGによる特殊効果も手がける
撮影スタッフが用意した映像素材が実際に放送される映像となるまでには、映像編集者がさまざまな作業をして完成に近づけていく必要があります。映像編集者がどのような作業をしているのか、基本的なものをピックアップして紹介していきます。
映像編集者のおもな仕事。
オフライン編集
撮影された映像を編集するためにオリジナルのテープをコピーして行う仮編集。オフライン編集時に、編集の目安となるタイムコードの作成も行います。
オンライン編集
オフライン編集で制作したタイムコードをもとに、オリジナルのテープを使って編集します。オフライン編集からさらに細かい修正が加えられます。
カラーグレーディング
映像素材のカットやシーンごとに色調を統一する作業です。映像を監督やディレクターのイメージにより近づけるため、映画やドラマ制作では欠かせない重要な作業です。
ノンリニア編集
映像素材がテープからデジタルデータになることで急速に普及した、コンピューターを使った映像編集。ノンリニア編集の普及により映像編集にかかる時間が大幅に短縮されました。
VFX編集
コンピューターや特殊撮影による映像効果を、編集した映像に加える作業のこと。VFXはVisual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の発音を略したものです。