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コンサートプロモーターの仕事

コンサートの成功はプロモータの腕次第で決まる!

コンサートプロモーターは、コンサートプロデューサーの指示に従い、コンサートの運営を行います。コンサート会場の予約やチケット販売、宣伝活動に重点を置いて活躍しますが、コンサート企画を提案することもあります。コンサートを成功させるには、プロモーターの腕次第ともいえるでしょう。

コンサート開催までの流れ

会場の確保

まず、会場が決まっていない場合はコンサートプロデューサーなどと話し合って決めます。コンサート会場によって、どれだけ多くの人が会場に足を運んでくれるのか、どんな演出が出来るのか、それ次第でその内容が変わるので重要な仕事。一般的には、開催の約1年前から遅くとも半年前に予約をします。いざというときのための候補会場の予約や正式決定後の予備会場のキャンセルなども行います。

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プロモーション活動

開催の告知をします。インタビュー記事や音楽番組などで、出演アーティストに告知をさせるなど、いろいろなアプローチ方法で宣伝をしていきます。 なかでも開催地域の告知は、プロモーターの力が試されるところ。あらかじめ出演するアーティストの人気度などがリサーチされ、会場が選ばれているので、開催地では多くの動員数が予想されているからです。そこで、ポスターやチラシなどにより多くの人の目を引くために様々な工夫をこらしています。

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チケットの販売

プロモーション活動と平行して、決まった枚数を各プレイガイドへ手配します。チケットは一般的に、前売り券と当日券に分かれ,、前売り券の中には、プレイガイドでチケットを販売する前に電話やインターネットで予約を受け付ける、先行予約という販売方法もあります。これは、前売り券の販売機会が増えるとともに、コンサート開催の告知効果もあります。特に前売り券の売り上げが良いときは、当日券を前売り券にまわしたり、追加公演の提案をしたりもします。

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コンサート開催までの運営

まずは、コンサートをスムーズに運営するため、会場責任者となって警備の計画と手配や舞台監督やPAスタッフ、照明スタッフと進行の打ち合わせを行います。そして、消防署に禁止行為解除の申請をします。これは、特定の場所で火気などの使用を認めてもらうことで、申請書を提出して、消防署から許可が下りるようにします。ただし、コンサート当日までに火災を起こしたり、定員オーバーになったりすると許可が取り消されるので細心の注意を払います。

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コンサートの進行管理

コンサート当日では、観客の誘導、警備、機材搬入の管理、出演者やスタッフの出迎えなど煩雑な仕事をこなします。またコンサートグッズの販売管理も担当。出演者やスタッフの食事や宿泊施設、交通手段の手配などもプロモーターの仕事。スタッフで分担したり、アルバイトに指示を出して進行管理を行います。

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コンサート終了後

コンサートが無事に終了した後は、会場内の清掃を行います。また、出演者やスタッフの打ち上げの手配などを行う場合もあります。