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鍼灸の必要性を感じ、24歳で専門学校へ!選手と喜びを分かち合える、やりがいのある仕事です

早川 怜さん鍼灸師 (プロスポーツトレーナー)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

世界で活躍するスポーツ選手と喜びを分かち合える!

現在、プロゴルファーと直接契約を結び、専属トレーナーとして活動しています。オフシーズンには沖縄やグアムで行われる合宿に赴き、プロゴルフが開幕するとツアーに帯同します。
選手を故障させないことが、トレーナーである私の役目。ベストの状態で過ごせるよう、コンディショニング指導と鍼灸治療を行っています。ツアーで選手が優勝し、ともに喜びを分かちあう、そんなときはこの仕事を選んで良かったと心から思いますね。
プロゴルファーの石川遼選手の海外ツアーにも帯同したりなど、世界で活躍するトップアスリートをサポートできる喜びは大きく、やりがいを感じます。鍼灸師が世界でも活躍できることを、改めて嬉しく思いました。

鍼灸の必要性を現場で実感。24歳で専門学校への入学を決意!

大学では建設関係の仕事をしていた父親の影響もあり、建設について学んでいました。クラブはチアリーディング部に所属したのですが、そこで私にとって大きな出来事がありました。それは、チアリーディング世界選手権の金メダリストで、現在はスポーツトレーナーとして活躍されている卒業生との出会いです。
その先輩は、プロ野球選手やプロボクサーなど様々なジャンルのアスリートが信頼を寄せるプロのスポーツトレーナーで、業界の第一人者。その仕事ぶりを間近で見た時、自分もスポーツトレーナーという仕事をやってみたいと思いました。
しかし、実際トレーナーとしてスポーツ現場に出てみると、「肩や腰などの痛みをすぐに取り除きたい」と言われることが多かったのです。そこで、即効性の高い鍼灸の治療を私もできればと思い、もう一度、専門学校で学ぶことを決意。24歳も目前となった時でした。

専門学校時代の3年間が、今の自分につながっています

私が入学したのは、東洋医療専門学校。トレーナー活動をしながら夜間部に通いました。
この学校で良かったと思うのは、実技実習を、臨床経験豊富なたくさんの先生方から受けることができたこと。本当にいろいろな技術を身につけることができましたね。また、スポーツの現場で活躍されている方から直接学べるのも良かったです。
実践的な授業、そして先生方のおかげで充実した3年間を過ごすことができ、「治療のできるスポーツトレーナー」としての基盤を築くことができました。この3年間があったからこそ今の自分があると思うので、23歳のあの時、あきらめずにチャレンジしてよかったと心から思います。