なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

就職先・活躍フィールド

新薬の開発がある限り、常に必要とされる研究技術職。時間と経験を重ねてキャリアアップを目指します。

主な就職先
  • 製薬会社、化学メーカー、病院研究所 など

医薬品開発技術者 職業データ

就業時間 165時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与 19万円前後/月(初任給)
就業者の男女比 (男性)5:(女性)5
平均年令 39歳

※給与は就業場所や勤続年数、スキルによって異なります。経験がものを言う職業ですので、時間と実践を重ねて昇給、ステップアップを目指します

安定した環境で長く続けられる仕事です

医薬品開発技術者の就職先は、ほとんどが製薬会社や化学メーカーになります。遺伝子や化学物質の専門知識、バイオ技術なども身につけていますので、化粧品メーカーや食品メーカーといった場所で活躍する道もありますが、「医薬品」の開発となると、自ずと製薬会社への就職ということになります。また、大きな総合病院や大学病院等はたいてい研究所を持っていますので、そういった病院の研究所で、病気の原因や治療法の研究にあたる人もいます。

製薬会社には、従業員5,000人を超える大企業から、生薬や漢方薬を専門に製造したり、製薬工程の一部分を担当する中小企業まで様々ですが、この業界は安定した労働環境が特徴で、1日8時間、週休二日制という勤務形態が一般的です。年間の生産計画が組まれていて、作業量が平均化されているため、深夜残業や休日出勤といったことはほとんどありませんが、有機物や発酵物を用いた開発では定期的な管理や観察が必要になるため、研究内容や勤務場所によっては、24時間シフトで交替制という場合もあるようです。

経験を積んでステップアップ!

収入面では、比較的高収入が見込める業界でもあり、短大・専門学校卒業で初任給19万円前後と、他業種に比べても高水準であることが分かります。経験や技術がモノを言う職業であり、経験を積めば積むほど収入もアップしていきますので、時間や経験を重ねてキャリアアップ、収入アップを目指します。

実験を通して安全性や効能を調べる医薬品開発技術者は、新薬の開発に欠かせない専門職であり、医薬品が存在する限りなくなることのない職業です。高齢化が進む現代では、より効果が高く副作用の少ない新薬開発のニーズがさらに高まっており、その鍵をにぎる医薬品開発技術者は、今後ますます必要とされる職業だといえます。