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ブライダルビューティーコーディネーターに関連する資格試験

メイクやネイル、着付けなど関連資格が多数!
在学中にいろいろな資格にチャレンジしてみましょう

ブライダルビューティーコーディネーターは、衣装やヘアアレンジ、メイクをはじめ、美容分野における幅広い専門知識、技術が求められます。国家資格のように特に必須となる資格はありませんが、現場では必ずスキルが求められますので、プロを目指す人のほとんどは、関連分野の資格を取得してから就職に臨みます。
役立つ資格としては、着付やメイク、ネイルといった美容分野の専門資格に加え、「アシスタント・ブライダル・コーディネーター」や「フォーマルスペシャリスト(ブロンズライセンス)」といった、ブライダル職種の基礎ともいえる資格があります。
スキルや知識の幅が広い程、花嫁さまをトータルにサポートできるようになりますので、自分のキャリアプランを思い描き、目標を定めてチャレンジしてみてください。

<ブライダルビューティーコーディネーターに関連する資格試験>

【アシスタント・ブライダル・コーディネーター検定(ABC検定)】

多様化しているブライダルの形式に対応し、お客様に対して的確なアドバイスができる人材を育成するために設けられた検定試験。マークシート方式の筆記試験で、ブライダルを担当する者が心得ておくべき基礎的な実務知識が問われます。
試験は60分100問、合計得点70%以上で合格になります。

主催:社団法人 日本ブライダル事業振興協会

【フォーマルスペシャリスト(ブロンズライセンス)】

「フォーマルスペシャリスト」とは、日本フォーマル協会が認定する「日本におけるフォーマル知識の専門家」のことで、結婚式や葬儀など、冠婚葬祭の各シーンにおけるフォーマルウェアの正しい着こなし方やアクセサリーの使い方、立ち振る舞いまでトータルにアドバイスできる人材の育成を目的とした資格制度です。
レベルに応じて「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」という3つのライセンスがあり、「ブロンズライセンス」は、大学、短大、専門学校生を対象として実施されています。ブライダル業界で働く一人として、冠婚葬祭のマナー等は基礎スキルとして身につけておくことをおすすめします。

主催:日本フォーマル協会

【JMAメイクアップ技術検定(4級/3級)】

国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し設けられた検定試験。4級から1級まであり、下の級に合格すると次の上位級を受験できます。4級は筆記試験のみで、皮膚科学理論やキンケア理論、メイクアップの基礎知識などが出題。3級以上は実技試験もあり、スキンケアからベースメイクの技術、1級では接客マナーやカウンセリングのスキルも問われます。
メイクアップを手がけることはなくても、知識として身につけておくと、自分自身に余裕も生まれますし、花嫁さまにとっても、より心強いアテンダントとなるでしょう。

主催:社団法人 日本メイクアップ技術検定協会

【着物着付師(初伝・中伝)】

和和装に関する専門的な知識と技能を習得し、自分や人の着付けができるようになる他、上位級では着付け教室の開設も可能になります。
初伝は、浴衣から外出着までを自分で着るための知識と技術を学び、中伝ではフォーマルな着物の着付けのスキルを活かし、七五三の着物や留袖、振袖、袴などを人に着せることができるようになります。また、美容師免許を取得していると、花嫁の着付け技術を習得する「花嫁着付師」も受講できます。
和装の花嫁さまを担当することもありますので、着付けの知識、技術を身につけておけば、ちょっとした着崩れなどがあっても冷静に対応できるようになります。

主催:財団法人 国際美容協会 山野流着装

【認定フェイシャルエステティシャン】

個人会員約19,000名、法人約160社という日本最多の加盟者数を誇る「日本エステティック協会」の認定資格。
協会の認定校または指定の養成施設で所定のカリキュラムを修了するか、6ヶ月以上の実務経験を経ることで受験資格が得られ、試験に合格すると「ディプロマ(資格免状)」が得られます。 結婚式の前にエステティックに通い、お肌のコンディショインやボディラインを整える「ブライダルエステ」を利用される新婦さまは多数いらっしゃいます。エステティックの専門知識や技術を身につけていると、よりトータルに花嫁さまの「美」をお手伝いできるようになります。

主催:一般社団法人 日本エステティック協会

【ネイリスト技能検定(3級/2級)】

国際的に通用するネイリストの育成を目指し設けられた検定試験。3級から1級まで、すべて筆記試験と実技試験があり、両方100点満点中80点以上で合格になります。

  • 1級 : トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識
  • 2級 : サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する 技術及び知識
  • 3級 : ネイリストベーシックのマスター。ネイルケアに関する基本的な技術及び知識

合格率:3級:88.32% 2級:41.10% 1級:38.44%

主催:一般財団法人 日本ネイリスト検定試験センター

【パーソナルカラー検定®】

「パーソナルカラリスト」とは、人が持っている色、似合う色をみつけて提案していく色彩のプロ、カラーコーディネーターのこと。試験では、色彩知識と配色テクニック、パーソナルカラーについての知識が問われます。
色の知識を身につけることで、花嫁さま一人ひとりの個性にマッチしたヘアメイクや衣装などをご提案できるようになります。
試験レベルは3級〜1級まであり、3級・2級は筆記試験のみ、1級は筆記試験+実技試験が行われます。

主催:一般財団法人 日本パーソナルカラリスト協会

【美容師免許】※国家資格

美容師免許を取得するには、高校を卒業後、厚生労働大臣が指定する美容師養成施設(通学制は2年以上/通信制は3年以上)を卒業し、国家試験に合格すると美容師免許を取得できます。
試験は実技課題と筆記試験があり、実技は、第1課題「カット」、第2課題で「オールウェーブ」もしくは「ワインディング」。筆記試験は、100分50問、衛生管理や関係法規、美容の技術理論などが出題され、60点以上で合格となります。
ブライダルビューティーコーディネーターになるために、必須の資格ではありませんが、花嫁さまのヘアアレンジなどで頭を触ることになりますし、一生モノの資格となる国家資格ですので、取得しておくと心強い武器となります。専門学校によっては、ブライダルのことを学びながら美容師免許を取得できるコースなどもありますので、各校のカリキュラムなどもチェックしてみましょう。

合格率:通学制受験者:80%前後 通信制受験者:50%前後

主催:財団法人 理容師美容師試験研修センター