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仕事を知る

医療保育士とは

病気を患ったこどもたちの心身をケアし、
すこやかな成長と回復をサポートします

病気を患ったこどもたちの心身をケアし、遊戯などの楽しみを提供しながら成長をサポートするのが医療保育士です。長期的に入院しているこどもたちへの「病棟保育」や、一時的に病気を患ってしまったこどもたちへの「病児保育」を行うのが主な仕事となります。

日本国内ではまだ知名度の低い職業ですが、アメリカでは「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」、イギリスでは「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト」と呼ばれ、様々な医療機関でたくさんの有資格者たちが活躍しています。

医療保育士を目指すためには、国家資格である「保育士資格」が必要となります。また、こどものケアを行う上で、心理学やカウンセリング、医療・看護、薬学知識も求められる場合もあります。 一般的な保育士が保育所や児童福祉施設で働くのに対し、医療保育士は主に病院に勤務します。仕事の面においても通常の保育に加え、こどもたちに治療に関する知識を理解させたり、心理学・カウンセリングの観点からこどもたちの心のケアを行なったりします。

主な活躍のフィールドは、保育施設を持った小児病棟などです。また、近年では保育園への病児室設置が進んでおり、医療機関の他にも医療保育士の活躍の場が増えています。

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医療保育士の魅力ポイント

1こどもたちの成長と回復が嬉しい
医療保育士の一番のやりがいは、こどもたちの成長と回復。入院生活を送りながらも成長していく姿や元気になって退院していく姿に、大きな喜びと感動を見いだせる仕事です
2楽しそうにしているこどもの姿が嬉しい
入院生活で落ち込んだり、気持ちが沈んでいるこどもたちが、保育の時間を通して楽しそうにしている姿は医療保育士にとって嬉しいもの。自分の力でこどもたちが元気になったと実感できます
3健康であることの大切さ、こどものひたむきさを学ぶ
病気や怪我に負けず、回復に向けて頑張るこどもたち。そのひたむきさや一生懸命さからは、健康であることの大切さをはじめ、多くのことを学ぶことができます