なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

専門知識はもちろん、機械、ロボットへの好奇心、新しい技術を吸収する向上心や探究心も大切です

必要資格

必須資格はありませんが、これらの資格があると就職にも有利です
基本情報処理技術者 ・電気主任技術者試験[国家資格]
CAD利用技術者試験 ・ディジタル技術検定
機械設計技術者試験

資格試験の詳細は「資格・試験情報」でご覧いただけます

求められるスキル・資質

・コミュニケーション力 ・企画力 ・発想力 ・探求心

機械やコンピュータに興味があることはもちろん、プログラミングや電気制御など論理的思考が求められる分野であるため、筋道を立てて物事を考えられる人、また、細かい作業でも根気よく取り組める人が向いているでしょう。

機械、電気、ITのに関する専門知識は必須!

ロボットは、「センサ」「知能・制御系」「駆動系」という3つの技術的要素から構成されており、ロボット設計技術者として活躍するには、この3大要素全般に関する専門知識、技術が必要となります。
ロボットを動かすには、デジタル回路の設計やプログラミング、ロボットの「頭脳」となる人工知能の知識も必要ですし、造形には、製図やモデリング、CADシステムの知識、操作スキルが必要です。
そのため、ロボット設計技術者を目指す人の多くは、「基本情報技術者」や「CAD利用技術者」「機械設計技術者」などの資格を取って就職活動に臨みます。

一つの分野に限らず、幅広い分野における総合的な知識、スキルが求められるため、興味や「好き」な気持ちがある人でなければ務まらない分野だといえます。
機械やロボット、電気系に興味があり、機械いじりやプラモデルを作ったりすることが好きな人、手先を使った細かい仕事が好きな人には、とてもやりがいのある仕事でしょう。

クリエーターとしての情熱、設計者としての思考力

「モノづくり」の仕事であるため、クリエーターとしての情熱、「好き」という気持ちは何より大切ですが、システムを組んだり、電子回路を設計するには、深い思考力も大切。「この動きをさせるにはこのセンサーが必要」「このニーズに応えるにはこんなシステムが最適」など、物事を筋道立てて、論理的に考える思考力、クライアントのニーズや現場の課題をきちんとキャッチするコミュニケーション力も必要です。
また、現場はプロジェクトごとに動くことが一般的であるため、納期は厳守。
決められた期間で確実に仕事を終えること、納期に間に合うようにスケジュールを管理、調整するスキル、タイムマネジメント力も大切な要素です。

急成長するロボット産業の中で活躍するには、常に新しい知識、技術を吸収し、時代とともに成長していくことも求められます。そのため、自ら学ぶ意欲や向上心、また、日常の様々なことに興味を持ち、「なぜだろう」「どうしたらより便利になるだろう」と考える好奇心や探究心も重要な要素。「こんなものがあったらいいな」と想像することから新しい商品が生まれることもあるため、発想力や、それをカタチにする企画力なども大切です。