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資格・試験情報

決められたルートはなく、資格の種類は様々。
目標を定めてしっかり勉強しておきましょう

スポーツトレーナーとして働くにあたり、必須の資格は特にありませんが、持っていればよい資格として次のようなものがあります。
国内で最高位とされるのは、日本体育協会が主催する「アスレティックトレーナー(AT)」の資格で、オリンピックなど国体種目の分野でトレーナーとして活躍するには、ATの資格が必須とされています。また、海外でトレーナーとして働く場合には、世界共通の資格であるNSCA主催の「パーソナルトレーナー(CPT)」資格が有効といわれています。
この他、理学療法士や柔道整復師、はり師・きゅう師といった医療系の資格を取得する人もいます。 国家資格のように決められたルートはないので、自分が目指す働き方やライフプランをしっかり考えた上で、目標を定めることをおすすめします。

スポーツトレーナーに関連する主な資格

アスレティックトレーナー(AT)難易度:★★★★★

競技者の健康管理、傷害予防、スポーツ外傷・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション及びトレーニング、コンディショニングの知識を身につけたトレーナーの資格。国内のスポーツ関連資格では最も高度な資格といわれる。協会が認定する養成施設を修了することで受験資格が得られる 

主催:(財)日本体育協会

パーソナルトレーナー(CPT)難易度:★★★★☆

個々に合わせた体力評価、動機付け、教育、トレーニング指導を行う専門家としての能力を問う資格。トレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識と指導技術が求められ、世界300カ国以上実施されている世界共通のトレーナー資格 

主催:日本ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)

トレーニング指導者難易度:★★★☆☆

スポーツ選手や一般人を対象としたトレーニング指導の専門家として活動するための基礎資格。この上に、上級と特別上級のレベルもある。協会が指定する養成施設を修了するか、協会主催の養成講座を修了することで受験資格が得られる

主催:日本トレーニング指導者協会(JATI)

健康運動実践指導者難易度:★★☆☆☆

健康づくりのための運動指導を行うことができる指導者としての資格。医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康づくりのための運動指導の知識・技能が求められる。体育系の短期大学や養成施設で養成講座を修了することで受験資格が得られる

主催:(財)健康・体力づくり事業財団

心肺蘇生法技能検定(CPR)難易度:★☆☆☆☆

成人に対して1人で実施する心肺蘇生法(CPR)の知識と技術を問う検定試験 

主催:日本ライフセービング協会