なりかたを知る
必要な知識・求められる資質
センスや技術よりもコミュニケーション力
なによりも探究心と向上心が成功の鍵！
Webデザイナーは、デザインさえ上手ならそれで良いのでしょうか。答えは“いいえ”です。依頼主が求める「機能的で美しいウェブサイト」にするために、美しさ、かっこよさはデザインセンスや技術でカバーできますが、アクセスした人が使いやすくわかりやすいサイトにするためには、ウェブサイトを作成する際の仕組みやプログラムについてもある程度知っておかなければなりません。
さらに、依頼主の伝えたい情報は何か、依頼主の商品やお店はどのようなブランドイメージを持っているのか、どんなデザインが効果的で何がミスマッチなのかを、打ち合わせや資料の中から的確に読み取れなければ、良いデザインは生まれてきません。コミュニケーション力。意外と思われるかもしれませんが、デザインの仕事ではこれがとても重要な要素になります。
インターネットはまだまだ新しいメディアです。そのシステムも道具もすべてが、次々と新しいものに入れ替わっていきます。たとえば「GIFアニメ」という画像表現があります。複数の画像ファイルを次々と入れ替えてパラパラマンガのように画像を動かす技術です。インターネットが浸透しはじめた頃にもてはやされたGIFアニメですが、いまではFlashムービーなどに押されて過去のものになりつつあります。そこで、Webデザイナーにとって欠かせないのが、新しいものにアンテナを伸ばして吸収する、常に勉強する気持です。
昔のデザイナーに追いつき、後からあらわれるデザイナーに追いつかれない姿勢。果てしなく困難な努力を続けられる人が、Webデザイナーとして成功することができます。
Webデザイナーの仕事は、ウェブサイト制作に関わるあらゆる業務と密接につながっています。デザインだけできれば良いわけではありません。依頼主が求めるのは「機能的で美しいウェブサイト」です。そのためには、いま世間ではなにがカッコイイといわれているのか、ウェブサイトはどうやって作られるのかということも知っていなければなりません。たくさんのことを高い水準で求められるのが、Webデザイナーの仕事なのです。
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