なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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好きなイルカや動物の仕事につけて、 本当に幸せだと感じます

河内 隆子さん水族館飼育員 ( 大分マリーンパレス水族館 うみたまご)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

誰にも負けないくらい質問をして、就職を勝ち取った

小学校5年生のときに、本でドルフィントレーナーの事を知りました。イルカを関わる仕事をしたいと思っていたんです。でも、中学、高校は部活でバスケットボール一色でした。高校生になり、進路を決めるときに昔の自分を思い出して、ドルフィントレーナーになろうと決めました。
そして進学したOCAでは、実習を頑張ろうと思っていました。施設見学で行った和歌山の施設やドルフィン・ベエイスでの実習では勇気を出して質問もしました。研修で行った海の中道海浜公園では,イルカやラッコを飼育していました。さらに視野を広げようと、ラッコで有名な大分マリーンパレス水族館 うみたまごで研修を希望しました。研修に来た時に、イルカの飼育を始めるという話を聞き、是非ここで働きたいと思いました。夏休みの実習では、他の学生もたくさんいたので「負けてられへん!」と思い、調べればわかることでも、本当はそんな質問しない方がよいことでも、頑張っていっぱい質問しました。私を印象に残してもらおうと思ったんです。今、水族館で働いていて、いろいろな実習生を見ていると、挨拶がしっかりしている、返事をはっきりできる、質問をして来て、やる気が見えるのは大切だと思います。私はレポートがうまく書けていなかったので、とにかくしつこいくらい挨拶をしました。ここに就職できたのは、印象に残ったからかなと思います。

子供たちから手紙をもらうと、もっと頑張らなくちゃと思う

今、やっぱり好きな事を仕事にできていることが幸せなんだとめっちゃ感じるんです。たいして好きじゃなかったら、嫌な事があったら辞めてしまうかもしれない。でも、動物が好きだから、続けられる。それは自分にとってむっちゃ良い事だなと。好きな事が仕事にできていると、その分長続きするし、やりたい事もどんどん出てくる。水族館に入った事で夢が叶っただけではなくて、さらにまたいろいろな目標もできます。仕事を始めて7年になりますが、トレーナーの腕としては、まだまだ。もっと上手くなりたい。その目標があるからもっと頑張りたい。子供たちから手紙をもらうと、もっと頑張らなきゃあかんなという気持ちになります。これからは、大技のトリック(一芸)もしたいし、アザラシやペンギンの人工育成もやりたいですね。やりたいことはどんどん増えています。