なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
次の目標はお店を軌道に乗せること、その次は2号店を出店すること

野里 史昭さん「BAR ISTAR」オーナー

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

バリスタという仕事と出会い、お店を持つ夢が生まれた

大学4年のときに就職内定をもらった会社がありましたが、本当にやりたい仕事かと考えたら違う。そこで、高校1年から飲食関係でアルバイトしていた経験もあり、飲食系の仕事ならばなんとかなるだろうと、大阪から東京のリストランテで働くことにしたんです。そこで出会ったのが、バリスタという仕事。バリスタの魅力は、自分が作ったものを自分でお客様にサービスできること。バリスタとして働く先輩の姿にあこがれを持ちました。1年後にホームグランドの大阪に戻り、カナダへの短期留学などをしながら「自分の店を持つ」という目標が固まってきました。そして、24歳でスクールに入学し、カフェビジネスを専攻。卒業後には、名古屋にオープンするイタリアンカフェで立ち上げを経験し、その後は大阪のカフェで働いていました。

予定より早く開業を決断

そのカフェが閉店することになり、31歳という目標よりは少し早かったのですが、ちょうどいい機会かもしれないと自分の店をオープンすることに。早かった分、資金面は厳しかったので、手作りで行こうと決め、店舗のデザインの図面は自分で引きました。その図面をスクール時代の先生に見ていただいたり、メニューを相談したり、また厳しい条件にかなう信頼できる不動産屋をスクールから紹介してもらったり、卒業後のサポートをフル活用しまをした。自分の店を作る時、ドリンクやメニューに不安はありませんでしたが、たとえば水道の配管をどこに引くかなど、自分の専門外のことを決断していかなくてはならない、それが難しかったですね。

お客様の笑顔に直接携われる、素敵な仕事

お店は、「バール」というスタイル。イタリアで目にした「地域の人に愛されるバール」をイメージしました。カウンター8席の店ですから、お客様の反応が直接伝わります。作り手でもあり、サービスマンである点が難しいですが、お客様が「楽しい」、「来てよかった」と感じてくださっているとき、この仕事を選んでよかったと感じます。お客様の笑顔にたずさわれる、素敵な仕事です。以前の「自分のお店を持つ」という目標は昨年達成しました。次はお店を軌道に乗せること、その次は2号店を出店すること。まだまだ目標は続きます。

野里さんが活躍するカフェ

Bar ISTA

2010年8月に大阪のビジネス街・本町にオープンしたスタイリッシュなバール。バールであり、 バリスタがいる本格的カフェでもある。街中のエアポケットのような、ゆったりしたひとときを提供しています。

大阪市中央区北久宝寺2-6-1 大百物産ビル