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バックダンサーの道のり

強く願って努力すれば決して遠い存在ではないバックダンサーの仕事。

特別な学歴や資格は必要ありませんが、実力社会なので確実な技術を磨くことがポイント。それには「ダンス」を仕事にしたいと強く願うことが一番重要です。そして、「誰かに見られている仕事」ということを強く実感すること。いかに客観的に自分のダンスを分析できるかがスキルアップのカギといえるでしょう。

独学でもバックダンサーになることは可能ですが、基礎をしっかりと学習でき、多くの人に自分のダンスを評価してもらうことができるダンススクール・専門学校・大学などで学ぶのがプロへの近道といえるでしょう。JAZZやバレエなど基礎のポーズやステップをしっかりと体に叩き込み、より多くのダンススタイルをマスターすれば強みとなります。

プロとして活躍するには、実績のある指導者がいるダンススタジオや、プロダクションに所属して仕事をするのが一般的。最近では、ダンサー専門のプロダクションもあります。フリーで活動する場合は、オーディション情報などで出演の機会を探し、オーディションに勝ち抜くこと。公表されない業界内だけのオーディション、スカウトや紹介などで仕事が決まる場合も多いので、人脈作りにも力を入れるようにしましょう。

オーディションでは、振りの基礎力、応用力、表現力やその人のパーソナリティーを評価されます。1次審査など前半は、与えられた振りを演じ基礎力を見られます。さらに先に進むと、フリー演技などでいかに自分の個性を表現できるか、応用力や表現力を見られるという流れが多いです。また、ツアー中は他のバックダンサーやスタッフたちと団体行動をする時間が長いので、チームの和を保つ姿勢やコミュニケーション能力の高さもチェックされます。オーディションによってはオーディション前日に情報が入ってくることもあるので、どんな時でもしっかりとしたパフォーマンスができるように日々スキルアップを目指してレッスンを怠らないようにする姿勢が大切です。