様々な種類の資格試験が存在。
目標を決めてしっかり勉強しておきましょう
医療秘書として働く際、スキルレベルとして目安にされるものの一つに「医療秘書技能検定試験」というものがあります。医療秘書教育全国協議会が主催する資格試験で、診断書や証明書、報告書の作成に関する知識から、臓器機能、検査の名称といった医学的な基礎知識、そして診療報酬明細書(レセプト)の作成に関する知識など、医療秘書として必要な専門知識を問われます。 3級~1級まであり、誰でも受験することができますが、病院や企業によっては、2級以上を求められるところもあるようです。年に2回開催され、年齢制限や回数制限などもないので、養成施設などで学びながら徐々に上級を狙っていくのも一つの方法です。
合格率は上位の級ほど難しくなり、3級:約70%、2級:約45%、準1級:約20%、1級:約10%が平均です。 各級の基準としては次のように定められています。
試験開催時期 | 年2回 |
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試験開催場所 | 医療秘書教育全国協議会に加盟している会員校の受験者は会員校で受験、一般の場合は受験校一覧から希望の会場を選択 協会が指定する会場はこちらよりご覧いただけます |
受験資格 | 特に無し |
試験方法・試験科目 | 筆記試験
※Ⅰ・Ⅱ・Ⅲそれぞれに100点ずつ配点され、各領域の合計が180点以上、かつそれぞれの領域の正解が60%以上で合格となる |
受験料 | 1級:6,500円/準1級:5,800円/2級:5,100円/3級:4,000円 ※併願の場合、各級の受験料の合計金額 |
申し込み方法 | 受験願書および受験料を「医療秘書教育全国協議会」へ提出(郵送)する |
試験に関する 照会先 | 医療秘書教育全国協議会 |
医療秘書に関連する資格としては、他にも次のような資格がある
医療事務およびコンピュータについての基礎的な知識をもち、カルテや診療伝票を基に正しいレセプトを作成する能力を問う試験。医療事務、コンピュータ関連知識を問う筆記試験と、オペレーション実務の実技試験がある。合格率は3級:約70%、2級・準1級:約60%
診療報酬明細書(レセプト)を作成する専門職として必要な知識と、レセプトコンピュータの操作技能を問う試験。医科と歯科に分けられ、それぞれに実施される。合格率は、医科:約25%、歯科:約35%
診療記録や診察情報の管理およびデータを加工、分析を行い、病院の経営管理を支える専門職。合格率などは公開されていないが、医療事務関連の資格の中で最難関といわれる資格。 (社)日本病院会が認定する養成施設(3年制以上)もしくは指定の通信養育(2年制)で必要課程を修了しないと受験資格が得られない。