なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

求められるのは世の中の動きを的確につかむ力。
吸収したものをどう活かすかが、プロデューサーの個性です。

アーティストをプロデュースするということは、アーティストにプロデュースできるだけの音楽知識と技術がなければできません。それには、楽曲を制作する過程や音楽業界の仕組みをきちんと理解することが大切。また、時代のニーズに応えた曲作りが求められるので、世の中の動きを的確につかめる力が必要です。アーティストが持っている魅力を見い出す観察眼と、アーティストの意向をくみながら、自分のこだわりもうまく伝えられるコミニュケーション能力も求められます。

音楽プロデューサーに求められるもの

音楽を完成させるための知識と技術をきちんと持っている事が大切です。 たとえば、レコーディング・スタジオの仕組みや成り立ちを知っていれば、どういう機材でどういう音が録音できるか、どんな効果があるのかがわかるので、曲の方向性に合わせてスタジオを選ぶ事ができます。また、録音のスケジューリングに関しても、音作りの技術的な流れを理解していれば、リズムトラックに何日、ボーカルに何日といった指示も出来ます。そういった知識や技術を出来る限り自分の中に蓄えて、ミュージシャンや作曲家の要求に対して、より的確に多角的に対応出来ることが求められます。

情報があふれているこの世の中で、その情報をどう自分の中に吸収してそれをどう活かすのか、そこにプロデューサーの個性が出てくるんです。でも何よりも、音楽が好きだという情熱が一番大事だと思いますよ。音楽を作ることに関してなりふり構わず没頭できる人が向いていると思いますね。(音楽プロデューサー 杉山勇司さん)