なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

音楽プロデューサーの仕事

CDの企画から発売までを担うプロデューサーの仕事

ここでは、CD発売までの大きな流れを紹介します。プロデューサーの仕事は、この大きな流れの道すじを自分の得意分野を活かしてアーティストに示す役割を担っています。 まずCDの企画を立て、レコード会社、プロダクション、音楽出版社などによる企画会議を行います。担当するアーティストが決まっている場合は、アーティストの曲をいかに世の中に求められるものにするか考えます。決まっていない場合は、オーディションを開催することもあります。洋楽に関しては、すでに出来上がっているアーティストのパッケージを日本向けにアレンジして売り出します。 制作に関しては、作詞、作曲者やミュージシャン、制作エンジニア、音楽ディレクターと相談しながら音楽を作り上げていきます。CDの制作と平行して、アーティストをどうプロモーションするかの方向性や活動の方向づけをし、コンサートやイベント、テレビやラジオ出演のスケジュールを調整します。また、発売するCDの告知ポスターやプロモーションビデオの制作依頼なども行います。そして、スタッフやアーティストへ支払う経費の管理やCDの売り上げの計算などの経理関係も担当する場合もあります。これらの過程の中で、自分のスキルを生かせる分野をプロデュースします。

CD発売の流れ

企画

  • • 新人アーティストの発掘
  • • レコード会社、プロダクション、音楽出版社による企画会議
  • • 企画に基づき、作曲家、作詞家、編曲、レコーディングスタジオ、バックミュージシャンなどの選定を行う
  • • 発売日を決定し、スケジュールを組む

制作

  • • 作詞・作曲を依頼
  • • 完成した曲をアーティストやコンセプトのイメージに合わせて編曲する
  • • レコーディング
  • • マスタリングの後、原盤制作・プレス作業・パッケージを行う

プロモーション(レコーディングと平行)

  • • ジャケット、歌詞カードの制作を依頼
  • • プロモーションビデオ制作依頼
  • • 宣伝車やポスター、CMなどでお金を支払ってPRする
  • • 音楽番組やラジオ、雑誌などの出演交渉
  • • レコード店などでのイベント開催
  • • コンサートを企画

販売

  • • ディストリビューター(仲介業者)を介してCDショップに販売する
  • • 売り上げや経費の計算などを行う