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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

資格を生かせる分野が拡大中!
支援を通してスキルと人間性を磨けます

社会福祉士の主な就職先
  • ・福祉施設 ・福祉協議会 ・行政機関  ・医療機関 ・学校 ・刑務所 ・法律事務所  など

社会福祉士 職業データ

就業時間 170時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与 17万〜19万円/月(初任給)
就業者の男女比 (男性)4:(女性)6
平均年齢 33歳
  • 給与は就業場所や勤続年数、スキルによって異なります。経験がものを言う職業ですので、時間と実践を重ねて昇給、ステップアップを目指します

幅広いジャンルの中から自分の興味を見つけて

2007年に社会福祉士の制度改正が実施され、実践力の高い社会福祉士を養成する仕組みが整備されました。以降、社会福祉士の働く場は従来の福祉分野にとどまらず、教育・司法・労働分野などへ拡大しています。
社会福祉士の多くは、都道府県庁や市区町村の役所・役場、高齢者福祉施設や障がい者福祉施設など、地域の福祉法人に勤務していますが、近年は、病院や学校、民間企業など、就職先は多方面に渡っています。それだけ選択肢が広いのもこの仕事の特長。困難に直面している人の良きサポーターとなって働くために、そして自分自身がより力を発揮するために、就職の際には自分がどんな問題に興味があるのか、しっかりと見極めて選ぶことが大切です。

スキルを生かして新たな道を切り開くことも可能

勤務時間や休日、残業時間などは職場によって異なります。相談援助という仕事柄、かつては女性の就業者のほうが多く見られましたが、職場の多様化によって、近年では男性も増え、男女比率に差がなくなってきているようです。
中にはNPOなどでホームレスの支援を行っている人や、災害のあった地域で被災者の生活再建に尽力している人などもいます。さらに、現場で経験を積んだ後に起業する人や、新しい人材を育てる仕事に就く人も。社会福祉士は国家資格ですので、その知識や技術は年齢・性別を問わず生かすことができます。将来的に自分のスキルを生かし、新たなソーシャルワークの道を切り開くことも可能なのです。

人とのふれあいによって豊かな人間性を育む

社会福祉士の仕事はどの現場においても、たくさんの人と関わることで成り立つものですので、自分自身の人間性を磨いていくことにもつながります。関わる人や解決すべき問題が幅広いだけに、とても骨の折れる仕事ですが、相談援助を通して人間関係の構築の仕方を学ぶことができ、それと共に豊かな人間性も育んでいけるはず。経験を積んだ分だけ、収入面でも心の面でも成長できる仕事なので、努力を惜しまずステップアップしていきましょう。