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ヘアスタイリストへの道のり

養成施設で学び、国家試験にチャレンジ!
現場経験を重ねてプロのスタイリストを目指します

養成施設を修了して国家試験にチャレンジ!

ヘアスタイリスト(美容師)になるには、美容師国家試験を突破しなければいけません。国家試験に合格し、免許を申請すると美容師免許を取得できます。

国家試験を受験するためには美容師養成施設を卒業することが条件。 高校を卒業後、美容師養成施設で2年間勉強して国家試験にチャレンジするのが一般的ですが、3年制の通信課程もあり、美容室でアシスタントとして勉強しながら通信課程を修了し、国家試験にチャレンジ、というルートもあります。

国家試験では筆記と実技があり、両方に合格することが条件。衛生面から身体の機能や構造、美容技術まで幅広い専門知識が問われ、実技では、制限時間内に指定のヘアスタイルを完成させるという課題も出題されるため、養成施設でしっかりと技術を身につけておくことが大切です。

「養成施設を卒業すること」「美容師国家試験に合格すること」この2つがクリアできれば免許は取得できるため、通学制、通信制どちらのルートでも大丈夫ですが、通学制の課程では、メイクやネイル、着付けなど「プラスアルファ」の知識、技術を学ぶことができたり、資格取得、就職時のサポート体制が厚いといったメリットもあります。

まずはアシスタントからスタート!

養成施設を卒業して美容室へ就職すると、まずは「アシスタント」からスタート。

入社して2〜3年は、アシスタントとして、先輩スタイリストの補助的な役目をしながら施術の基礎をしっかり学び、自己レッスンの積み重ねです。アシスタント時期にできることはサロンによって異なりますが、最初は掃除だけ、シャンプーだけ、というサロンがほとんどです。

「美容師らしいことができない」「手が荒れる」など、ヘアスタイリストを目指す上で誰もが苦労する時期ですが、ここでしっかりと基礎を身につけ、先輩スタイリストからテクニックや接客技術を吸収することがプロへの第一歩です。

スタイリストとしてお客様の前へ。

アシスタントを卒業すると、「スタイリスト」としてお客様の前へ。お客様の要望を聞きながら、流行のヘアスタイルや、一人ひとりに似合うデザインを提案します。

スタイリストとして求められることは、一人でも多くのお客様に満足してもらうこと、そして「また来てもらう」こと。

お客様から「指名」されるスタイリストになるために、少しでも多くの経験を積んで腕を磨きます。

たくさんの指名がもらえるトップスタイリストへ!

スタイリストとして経験を重ね、最終的には「トップスタイリスト」を目指します。たくさんのお客様から指名されるようになると、サロンへの影響も大きくなるため、スタイリストとしての責任はより大きなものに。お客様に常に満足していただける質の高いヘアデザインを提供できるように、ここでも日々の努力が欠かせません。

また、経験を重ねステップアップするにしたがって、「後輩スタイリスト」も増えていきます。つまり「自分が店を動かす」立場になりますので、サロン全体のレベルアップを考えたり、スタイリストを育てることも求められるようになります。

経験を積んで独立・開業の道も。

スタイリストとして経験を重ね、お客様から指名をもらえるまでに成長すると、「独立」という道も拓けます。

「自分のお店を持ちたい」というのは、多くのスタイリストの憧れ。自分の好きな場所で、好きな雰囲気のサロンをオープンし、大成功しているスタイリストもたくさんいます。

自分が目指すヘアスタイリストの姿、将来の生き方を見据えた上でしっかりと目標を定め、日々腕を磨くことが大切です。

ヘアスタイリスト(美容師)までの道のり