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仕事を知る

保育士の仕事

こどもたちに生活習慣や社会性を教えながら、豊かな心身の発達をサポートします

保育園での生活を通して、こどもたちに様々なことを教えます

保育士は、こどもたちに基本的な生活習慣や社会性を教えることが仕事です。

保育園にはまだ生活習慣が身についていないこどももたくさんいるので、朝の会や体操から給食、お昼寝、おやつ、掃除、排泄など、保育園での1日を通して、園児たちに様々な生活習慣を身につけさせていきます。また、食事やお遊戯の時間、スポーツなど集団行動を通して、こどもの社会性を育てます。

同時にこどもたちの健康に成長できるようにサポートするのも大切です。歌や踊り、工作などで感性を伸ばしたり、戸外遊びや運動などで健康で丈夫な体づくりを目指します。そのためのカリキュラムづくりや行事の準備、企画といったことも保育士の仕事になります。

保育士と幼稚園教諭の違い

保育園と幼稚園は混同されがちですが、それぞれ特徴や違いがあります。

保育園は0歳〜5歳児までを対象に、「保育」を目的とした児童福祉で、厚生労働省の管轄になります。対して幼稚園は満3歳〜5歳児までを対象に、「教育」を目的とした学校教育施設で、管轄しているのは文部科学省です。そのため保育士と幼稚園教諭では資格が異なる他、就業時間やこどもと接している時間も大きく変わってきます。

保育士の場合、こどもと接している時間は比較的長く、生活を共にしながら色々なことを教えていきます。預かるこどもの対象年齢も幅広く、文字通り、保護者の方の代わりにこどもを保護し、育てるといった仕事になるでしょう。

しかし近年、幼保一元化が進むにつれ、保育士・幼稚園教諭どちらの能力も求められる傾向が徐々に強くなっています。そのため、今後に向けては保育士・幼稚園教諭どちらの資格も取得しておくことが重要になってきます。