なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
ずっと保育士の仕事を続けて、
こどもたちの笑顔を見守っていきたい

岡田 裕美子さん施設保育士(社会福祉法人ほうゆう会エンジェルホーム 勤務)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

保育園の先生の存在が、保育士を目指すきっかけ

私が保育士を目指すきっかけとなったのは、保育園に通っていた頃に大好きだった先生の存在です。先生に憧れて自分も保育士になりたいと思い、東京福祉専門学校へ3年通いました。学校では実習が多く取り入れられていたのがよかったです。最初は実習が始まる直前まで色々考えたり、緊張したりしていました。しかし実際に現場に出た途端、こどもたちがいっせいに駆け寄ってきて、あとはもう考えている暇はありませんでした。その時役に立ったのが、授業で習った手遊びや読み聞かせで、こどもたちも喜んでくれました。こどもたちとキチンと接することができたのは、実践的な授業が多かったからだと思います。就職した後も、学校で習ったことの多くが役立っています。

“育てている実感”が、この仕事のやりがい

現在私は、乳児院に勤務しています。乳児院は、家庭の事情で両親と一緒に暮らせない0歳から2歳までのこどもたちが生活する施設です。こどもたちにとって施設は自宅同然なので、職員たちも早朝出勤や遅出などしながら、24時間体制で勤務しています。夕方4時から始まる夜勤は慣れるまで大変でしたが、その分こどもたちと一緒にいることができるので、自然と頑張ろうという気になります。 こどもたちの中には、職員を本当の親だと思っている子もいるほどです。だから乳児院での保育は、先生とこどもの関係より親子の関係に近いのかもしれません。保育園や幼稚園とは違ったこどもたちとの距離感、それと育てている実感が、乳児院の魅力なのかもしれませんね。

笑顔がトレードマークになる先生を目指して

私が保育士を目指すキッカケをつくってくれた先生は、優しい笑顔がとても印象的な人でした。自分が保育士の仕事についた今、こどもたちに見せる笑顔がどれだけ大切かわかった気がします。
先生の笑顔は、こどもたちを安心させるための特効薬だと思います。私が余裕が無い時は、こどもたちも何となく落ち着かない様子を見せるので、私の不安や焦りが伝わっているんだと思います。
だからこそ、いつでも笑顔でいられる先生を目指したいと思ったんです。今はまだ周りの先輩たちから色々なことを学んでいる最中ですが、いつか「笑顔がトレードマーク」の先生になりたいです。最大の目標は、この先もずっと保育士として働き続けること。こどもたちの笑顔をずっと見守っていきたいと思っています。