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専門用語集

歯科技工士に関する専門用語

  • ラボ【らぼ】
    英語のラボラトリー(laboratory)の略で、本来は研究室や実験室という意味ですが、歯科業界での正式な名称はデンタルラボラトリーとなり歯科技工所を指します。
    歯科医師からの依頼を受けて、歯科治療で用いられる入れ歯、かぶせ物、矯正装置などを制作するための施設で、日本全国に約20,000か所あります。
    歯科技工士の約70%はこの歯科技工所に勤務するか、自ら歯科技工所を開業して経営にあたっています。
  • 院内ラボ【いんないらぼ】
    歯科医院の設備のひとつとして、医院内に併設された技工士室を指します。
    前述のラボが複数の歯科医院と契約しているのに対し、院内ラボはその歯科医院に来院する患者さんのみを対象に、入れ歯、かぶせ物、矯正装置などを制作します。
    歯科技工士にとっては、直接患者さんの歯の色を見たり、技工物に対する要望を聞けるのがメリットです。
  • インレー【いんれー】
    初期の小さな虫歯などを治療する際、削り取った患部の凹みを埋めるための詰め物で、素材には金属やプラスチック、セラミックスが用いられます。
    詰めた部分に再び虫歯ができないよう、すき間無くぴったりと制作することが大切です。
  • クラウン【くらうん】
    虫歯が進行して大きくなったり、外傷で歯を折ってしまったときに使うかぶせ物です。
    使用される素材はインレーと同様に、金属、プラスチック、セラミックスなどがあります。
    歯全体を覆うため、噛み合せや周囲の歯との調和なども考慮しながら制作します。
  • ブリッジ【ぶりっじ】
    失った歯が1~2本程度のときに選択されることが多い治療法です。
    土台とするため両サイドの健全な歯を削ってクラウンをかぶせ、そこに人工の歯を連結したものです。
    その見た目からブリッジ(=日本語では橋義歯)と呼ばれます。
  • デンチャー【でんちゃー】
    失った歯の本数が多いときに選択される治療法です。
    義歯(ぎし)や入れ歯とも呼ばれ、失った歯を補うための人工歯と、ピンク色をした歯茎のような土台部分からなり、取り外しができるものを指します。
    総入れ歯はフルデンチャー、部分入れ歯はパーシャルデンチャーと呼び、パーシャルデンチャーには残っている歯に固定するためのクラスプ(=バネ)などが取り付けられます。
  • インプラント【いんぷらんと】
    失った歯の本数が多いときに選択される治療法です。
    義歯(ぎし)や入れ歯とも呼ばれ、失った歯を補うための人工歯と、ピンク色をした歯茎のような土台部分からなり、取り外しができるものを指します。
    総入れ歯はフルデンチャー、部分入れ歯はパーシャルデンチャーと呼び、パーシャルデンチャーには残っている歯に固定するためのクラスプ(=バネ)などが取り付けられます。
  • 審美補綴【しんびほてつ】
    歯や口元の見た目や美しさを改善することを目的に行う治療で、歯科技工士はセラミックスなどの素材を用いて天然の歯と見分けが付かないような白く美しい歯を制作します。
    この治療は患者さんからの要望も多いため、それに対応できるスキルが歯科技工士に求められます。
  • 矯正治療【きょうせいちりょう】
    歯並びや噛み合わせを改善するための治療です。
    矯正を行うにあたっては採取した歯型やレントゲン写真などを参考に詳細な治療計画が立てられ、歯科技工士は歯を動かすために使用する矯正装置(器具)の制作を担当します。
    矯正装置の多くにはワイヤーが使用されるため、プライヤーというペンチに似た器具を用いて、正確な角度・位置にワイヤーを屈曲していきます。
  • 義歯【ぎし】
    人工的につくった歯の総称。入れ歯やさし歯、ブリッジなどの種類がある
  • 全部床義歯(総義歯)【ぜんぶしょうぎし(そうぎし)】
    すべての歯がなくなった時に使う「総入れ歯」のこと。噛みあわせ、歯並び、発音機能などを考慮し、歯肉から歯までを再生する
  • 部分床義歯【ぶぶんしょうぎし】
    一部分の歯を失った際に作る「部分入れ歯」のこと。健康な歯に留め具をひっかけて使用する
  • ラミネートベニア【らみねーとべにあ】
    歯の表面を薄く削り、薄いセラミックを歯の表面に貼り付けることにより、色や形、大きさなどを整える、審美歯科治療のひとつ
  • ジルコニア【じるこにあ】
    鉱物を加工して作られる人工ダイヤモンド。一般的にはジュエリーアクセサリーや人工関節にも使用されている素材。天然歯のような透明度と抜群の強度、人体とよくなじむ、金属アレルギーの心配もないという安全性の高い生体親和性があることから、新素材の歯科材料として注目されている