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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

男女、年齢、地域を問わず活かせる資格。
独立開業や海外で活躍する歯科技工士も多数!

主な就職先
  • ・歯科医院 ・歯科技工所 ・歯科器材メーカー ・総合病院 など

歯科技工士 職業データ

就業時間 179時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与 31.2万円/月(勤続10年目の平均月収)
就業者の男女比 (男性)7:(女性)3
平均年齢 36.1歳

※給与は就業場所や経験年数、スキルによって異なりますので、経験を積んで昇給、ステップアップを目指します

(平成21年度 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

将来を見据えて就職先を選ぶこともポイント!

歯科技工士の多くは、歯科技工所か歯科医院(診療所)に勤務しています。歯科技工所では、歯科医院や病院から技工物を受注し、それを制作して納品するという一連の作業を行っており、病院や診療所とは別の場所にあるため、患者さんと会うことはほとんどありません。
診療所に勤務する場合は、医師から直接指示を受けて制作・修正を行い、患者さんに会うことも多いため、自分が制作したものの良し悪しや、患者さんがよくなる姿を直接目にできるということが大きな特徴であり、メリットだといえます。
歯科技工所の場合は、受注から制作、納品まで一連の流れを経験し、腕を磨きながら経営のノウハウなども学ぶことができるため、将来独立を考えている人などは、こういった場所で経験やキャリアを重ねることが近道だといえるでしょう。
この他、歯科器材メーカーで新しい素材や機材の開発、研究に携わったり、後輩を育てるために教育機関に就職する人もいます。

スケジュール管理、細やかさが求められる仕事

勤務時間や休日は歯科医院と連動していることが多いため、平日朝〜夕方までの勤務という所が一般的ですが、歯科技工士の仕事には必ず「納期」があり、決められた期限までに確実に完成させなければならないため、受注の数やスケジュールによっては、残業が多くなることもあるようです。
経験がものをいう仕事柄、キャリアの長い男性技工士が多く、女性は3割程度と少なめですが、緻密で正確な作業が求められるため、女性の細やかさや繊細さは大いに活かすことができ、特に「美しさ」が追求される近年の歯科医療では、女性ならではの感性やセンスは今後ますます必要とされる要素だといえます。

TOPICS!

活躍する歯科技工士ドイツでの経験を生かし、表参道にラボを開業。

都立翔陽高等学校(旧都立八王子高陵高等学校)を卒業後に新東京へ。その後、昭和大学中央技工室研修科に在籍したのち、21歳の時に単身ドイツへ渡る。2年半ラボに勤務をし、5年間院内ラボにて対面技工を学ぶ。またイタリアにあるジルコニアに特化したメーカーに在籍。帰国後、北青山にラボを独立開業。現在は新東京の非常勤講師を勤めるなど、幅広い活躍をしている。