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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

システム開発に関わる高度な知識、技術に加え「モノづくり」に対する興味、向上心も大切です

必要な資格

必須資格はありませんが、これらの資格があると就職にも有利です
・基本情報処理技術者 ・応用情報処理技術者 ・マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP) など

求められるスキル・資質

・問題解決能力 ・理解力 ・探求心 ・発想力

求められているものをきちんと理解し、カタチにするための理解力や、
物事を筋道だてて論理的に考える思考力、また、根気強さも必要です

組込みシステムのプロとして活躍するには、プログラミング言語をはじめ、ハードウェアからソフトウェア全般にわたる知識、また、機械の構造やデジタル回路などの知識も必要になります。
特に必須となる資格や試験などはありませんが、これらの知識、スキルレベルを証明するものとして「情報処理技術者」や「マイクロソフト認定技術資格」などの資格を取得しておくと、就職時にも役に立ちます。

求められているものをカタチにする「思考力」と「発想力」

組込みシステムエンジニアには、高度な専門知識やシステム開発の技術が求められますが、テクニカルスキルだけがあればできるものではありません。
「開発する商品に何が求められているのか」をきちんと汲み取り、その要求を満たすシステムを開発しなければいけませんので、相手の言葉や相手が求めているものを的確に捉え、自分の中で消化する「理解力」や、ゴールに向けて的確に開発を進めていく論理的な思考力はとても大切な要素。また、「より使いやすい製品」を追究するための柔軟な発想力や、使う人の立場にたって物事を考えることも求められます。

技術は日々進化していきますし、開発を進める上で行き詰まることもでてきます。その中でプロとして働くためには、新しい知識を学ぶ向上心や、分からないことに対しても根気強く取り組む姿勢が必要ですし、何より、様々な製品や機能、「モノづくり」に対する強い興味・関心がなければ務まらない職業だといえるでしょう。

組込みシステムエンジニアは、ただ仕様とおりにモノをつくるだけでなく、そのシステムが最終的にどういった形で使われるのか、より使いやすく、安全性を追求するにはどうしたらよいかなど、「使う人の立場」に立って物事を考えることも大切です。また、この業界は進化のスピードが著しく、新しい技術や製品が続々生まれてきます。そのため、常にスキルを磨き、自分を高める向上心や、様々な機能、製品に対する好奇心、探求心も、とても重要な要素だといえます。