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組込みシステムエンジニアの仕事

自動車や家電製品、携帯電話、ゲーム機など、様々な製品の「脳」となるシステムをつくる仕事

様々な製品の「脳」を開発しています

カーナビやゲーム機、携帯電話、電化製品など、日常の様々な製品に搭載されている組込みシステム。家電製品のタイマー機能や携帯電話のメール機能、デジタルカメラの手ぶれ防止機能など、私たちが普段使っている様々な機能は、この組込みシステムによって制御、コントロールされているのです。
「組込みシステムエンジニア」の仕事は、こうした製品を安全に機能、動作させるために必要なシステムを設計、開発し、それを製品に組み込んでいくこと。また、開発したシステムが正しく作動しているか、不備はないか、製品としての使いやすさはどうかといった動作テストやクオリティ管理も行います。

安全性、機能性の追求も大事な仕事

組込みシステムエンジニアは、クライアントやメーカーの要求に基づき、それを実現するための機能やシステムを設計、開発していきますが、ただ要求通りにつくれば済む仕事ではありません。
そのシステムは、最終的に一つの製品としてユーザーに届くことになりますので、そのシステムがどういったシーンで使われるのか、どういったユーザーが使うのかなども考慮しなければなりませんし、故障や事故を防ぐためには、安全性への配慮も欠かせません。
そのためには、組込みシステムが搭載される本体、ハード面の知識や、「ユーザーの立場で機能性を考える」ことが求められ、製品が使用されるあらゆるシーンを考慮して、安全性や動作テストを行うことも大切です。

生活のあらゆるシーンが ITで支えられている現代、「組込みシステムエンジニア」は、システムという小さな媒体を通じて、私たちの日常、世界中のたくさんの人の役に立てる仕事なのです。