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仕事を知る

臨床検査技師とは

各種検査を通してチーム医療の一端を担う
医療における検査のプロフェッショナル!

医療最前線の各種検査を担うスペシャリスト

医師または歯科医師の指示のもと、血液や尿を扱う生化学的検査、細菌やウイルスを調べる微生物学的検査、血液成分や細菌を調べる免疫学・血液学的検査な ど、身体から取り出した材料の検査のみならず心電図検査・脳波検査・超音波検査など、人体に直接器具を装着して状態を調べる生理学的検査(法令で定めるも の)も臨床検査技師の重要な仕事です。

チーム医療の一翼を担い、生命を守る仕事

臨床検査技師が担う検査の多くは、従来は医師自身が行っていたものでした。それが、検査の高度化・複雑化とともに分業化が進み、現在の医療においては、臨床検査技師は不可欠の存在となっています。
チーム医療の精神の普及により、患者さまへの検査内容の説明、糖尿病療養指導のほか、院内感染対策チーム、栄養指導管理チームへの参加など、臨床検査技師の業務内容は拡大する方向にあります。

臨床検査技師の魅力ポイント!

1生命守るための重要な仕事
臨床検査技師は、直接的に治療行為などを行う仕事ではありませんが、検査業務が医療実務の根底を支え、たくさんの人の健康に役立っています。的確な検査によってそこから読み取れる正確な情報こそが、医師に伝えられて医療現場を支えているのです
2国家資格が示す重要性
昭和33年に施行された「臨床検査技師等に関する法律」では、臨床検査技師が「医療および公衆衛生の向上に寄与することを目的とする」と定められています。50年を越える臨床検査技師の歴史を背景にその職種としての社会的認知度も高く、有資格者も15万人超を数えています
3高い職種認知度と安定した就職環境
臨床検査技師は、数あるコメディカル職種の中でも社会的認知度が高く、長い歴史を持っています。資格制定から半世紀を過ぎ、有資格者の中でも大きな割合を占めていたいわゆる団塊の世代が定年の時期を迎えつつあり、総体としては毎年安定的な求人が生まれています