なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

柔道整復師への道のり

自分の目と手、経験だけがたよりの専門職。
国家試験をクリアしてプロの現場へ

柔道整復師になるには、指定の養成施設を修了後、国家試験に合格する必要があります。まず高校を卒業後、文部科学大臣の指定した学校または厚生労働大臣の指定した柔道整復師養成施設において3年以上学び、指定の教育課程を修了すると国家試験の受験資格が得られます。

「柔道整復師の仕事」でも紹介したとおり、柔道整復師は、視診や触診、問診だけで患部の状態や損傷を判断しなければならないため、人間の身体、機能について誰よりも熟知していなければ務まりません。学校では解剖学から運動学、リハビリテーション医学まで、実務に必要な様々な知識や技術を学びますが、就業してからも、常に学び続ける姿勢が必要です。また、様々な症状をかかえてくる患者さんに対応するためには豊富な経験が必要になりますので、できるだけ多くの臨床経験を積むことが大切。そのため、開業やスポーツトレーナーなどを目指す方も、まずは接骨院や整骨院などに就職し、現場で十分な経験を積んでから自分の道へ進む方が多いようです。

柔道整復師までの過程