インバウンドツアーセールスとして働くために、資格などは必要ありませんが、語学力や一定の業務経験を求められるケースが多くあります。そのため、新卒者が最初からインバウンドツアーセールスとして採用されることは少なく、大抵は企画や営業、またはツアーコンダクターや通訳ガイドなどの現場職からステップアップしていきます。そのため、将来インバウンドツアーセールスとして働きたいと考えている方は、まず旅行会社や旅行代理店への就職を目指しましょう。

旅行業界はオンシーズン（繁盛期）とオフシーズン（閑散期）があり、オフシーズンにはメインの業務以外の仕事を兼任することも多々あります。一人ひとりが様々な業務を経験しているケースが多いので、経験次第で並列職や上級職にシフトしやすい業界であるともいえます。語学能力から考えれば、ツアーコンダクターや通訳ガイドからのシフトも充分に可能性があるので、現場職にも興味がある方は、そこからのステップアップを考えてみるのもよいでしょう。