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仕事を知る

インバウンドツアーセールスの仕事内容

語学力を活かして、海外の旅行会社や代理店にインバウンドツアーの提案・販売を行います

シチュエーションに応じて旅行商品の提案・販売から企画まで

インバウンドツアーセールスの仕事は、主に提案と販売です。インバウンドツアーセールスを行う場合、得意な語学で担当する国が決まる場合が多く、自分の担当するエリア(国)の旅行会社や旅行代理店に向け、自社商品の提案と販売を行っていきます。会社によって異なりますが、これまでに人気が高かったツアーやインセンティブツアー(社員旅行)用、修学旅行用などの商品を紹介するケースが多いようです。
商品の販売にはいくつかパターンがあり、インバウンドツアーセールスが直接旅行会社に商品を売り込むこともあれば、海外の旅行代理店に商品を販売し、それを代理店が自国の旅行会社に売り込むといった、間接販売になる場合もあります。 また、通常は自社の企画スタッフが企画した旅行商品を提案、販売するのがインバウンドツアーセールスの仕事ですが、場合によっては自分で商品を企画することもあります。

「MICE」がもたらす新たな動き

インバウンドツアーの販売において、近年日本でも注目されているのが「MICE」という分野です。これは、「Meeting(会議)」、「Incentive Travel(報奨・研修旅行)」、「Convention(国際会議)」、「Event/Exhibition(イベント、展示会)」の4つの頭文字をとったもので、多くの集客見込みが考えられるビジネスイベントの総称のことをいいます。このMICEの日本への誘致もインバウンドツアーセールスの仕事の一つです。各国の財団や協会などを中心に、会議やイベントへの参加を織り込んだツアーを提案していきます。
現在、この「MICE」誘致は、観光業の活性化の一端を担うとされており、観光庁による「MICE」の開催地や主催団体への支援も行われています。今後ますますビジネスイベントの開催が活発になると考えられおり、インバウンドツアーセールスにとっても仕事の幅が広がることが期待されています。