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目標はアニメ化! 日曜日の夕方に放映されるような作品を描きたい!

森 清士郎さんプロマンガ家(一迅社「月刊Comic REX」で連載)

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友人たちと切磋琢磨できる学校で、力を高め合えた

『CROW』は、2009年8月9日に第一巻の単行本が発売。©森清士郎/「月刊Comic REX」一迅社

保育園のときは周りの友達からも言われるくらいに、絵がヘタクソでした。それが悔しくて一生懸命に描くうちに絵が好きになり、おじいちゃんに褒められるとうれしくなってまた描いて。小学生の頃には、絵で表彰を受けるくらいに上達していました。特にマンガが好きという子供ではなかったのですが、高校生になると漠然とマンガ家になろうと考えていましたね。学校では、同じ目標を持つ友人たちと切磋琢磨して高めあっていけるのがよかった。
卒業した今も、友人や先輩たちの活躍を聞くと刺激になります。ただ、僕が注目していたのは、目立って活躍する人よりも、影で頑張っている人。作品を見たら努力がわかるんです。一人ひとりいいところがあり、自分にはないものがある。そういう中にいたからこそ、僕には「キャラクターがある」という自信が持てたのだと思います。

マンガ大賞佳作入選の6ヶ月後にプロデビュー!

そして学校で行われた「一迅社」の出張添削会でスカウトされ担当がつきましたが、作品を完成させるのは難しく、やっと描き上げた作品が「Comic REX」のマンガ大賞で佳作に入選。「予想以上のものができているから」といきなり連載が決まり、半年後にデビューしました。今は、毎日が超実践。特に連載の場合には、キャラクターの性格や話の組み立てがしっかりしていないと、いつか話が崩れてしまう。今にして思えば、学生時代にもっと描いておけばよかったと痛感する日々。仕事をしながら鍛えられています。今後の目標は、ずばりアニメ化!日曜日の夕方に放映されるような作品を描きたいですね。