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- キャラクター
- 漫画の登場人物。人間だけでなく、動物やモノがキャラクターになることもマンガではよくある。性格や人格の意味もある。魅力あるキャラクターを作るためには、容姿、性格はもちろん、読者がいかに感情移入できるかが必要。
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- ネーム
- コマ割、セリフなどを簡単に描くこと。ネームで構成、演出を考える。
本来はセリフ部分のみ指して「ネーム」と言っていたが、現在は便宜上コマ割りなども含めて指す。
原稿を仕上げる前に、ここで編集者チェックを受ける事が多いが、元々は写植を発注するため、先に編集部へ送られていたものが、編集者によるチェック機能に活用されてきた経緯がある。
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- ノンブル
- 本のページ番号。
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- 入稿【にゅうこう】
- 完成させた原稿を、印刷にのために印刷所に入れること。
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- 原稿用紙
- 漫画を描く紙。漫画専用の原稿用紙もあり、タチキリ位置などがあらかじめ印刷してあるので、使いやすい。サイズはB4が主流。
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- 写真植字【しゃしんしょくじ】
- 版下制作の際、写真植字機によって、セリフなどに指定した文字を一字ずつ印画紙に印字し、版を作る作業のこと。略して写植。最近では、通常文字部分もパソコンで制作されており、本当の意味での写植を使っているマンガ雑誌はごく少数だが、便宜上言葉としてはそのまま使われている。
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- 平積み
- 書店で、本が棚ではなく、平らに積まれて販売されること。話題作や人気作家のもの、新作、書店で推薦した本などが平積みされる。
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- 読み切り
- 連載ではなく1回の掲載で終わる作品。 デビュー当初は読み切り掲載し、読者アンケートなどで人気を得ると連載を持つことになるというステップが主流。
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- 連載
- 週刊誌、月刊誌などの雑誌に、続けて漫画を掲載すること。連載の中でも、期間限定や企画ものとしての連載は、集中連載と言われる。
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- デビュー
- マンガ作品が初めてマンガ雑誌(商業雑誌)に掲載されること。これがプロデビュー。
マンガの道具
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- 1.円形テンプレート
- いくつものサイズの違う円や楕円が並ぶ、円形テンプレート。カップなどを描く時に役立ちます。
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- 2.プラスティック消しゴム
- 下描きを消すプラスティック消しゴム。カスがまとまるタイプが便利です。
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- 3.インク
- マンガを描くときにつかうのは、顔料系のインク。にじみが少なく、白黒の境目がはっきり出ます
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- 4.ホワイト(修正液系)
- 汚れやベタ塗り等の失敗に使うホワイトは、修正液系、ホワイトインク系、ポスターカラー系の3種類が使わています。
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- 5.羽根ボウキ
- 原稿の誌面は汚さないよう、手で触れないこと。消しゴムのカスなどを払うときには、この羽根ボウキを使います。
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- 6.雲形定規
- 曲線を引くために必要な、さまざまな曲線を組み合わせた雲形定規。
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- 7.トーン
- 網や柄、グラデーション、砂など多種多様なパターンの模様がプリントされたフィルム。背景、質感、感情など、さまざまな効果に用いられます
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- 8.カッターナイフ
- トーンを切るのに欠かせないのがカッターナイフ。
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- 9.トーンナイフ
- カッターナイフよりも刃先が鋭角なので、細かいカットワークに向いています。
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- 10.ミリペン
- マーカー類はベタ処理などにも使われます。中でも、ニブ(ペン先)がミリ単位のものをミリペンといいます。筆ペン
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- 11.筆ペン
- 特定の面を黒く塗りつぶすベタ塗り。そのベタ塗りのポピュラーな道具が、使い勝手のよい筆ペンです。
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- 12.つけペン
- ペンの先にインクをつけて使う、古いタイプのペン。異なる素材のペン先で、さまざまな描き味が得られます。