なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

製菓知識を身につけることが基本、パティシエ同等の知識と技術があれば、活躍の場も広がります

現在ショコラティエとして活躍している人たちは、ほとんどの人が製菓を専門に学んでいます。とくに、日本ではショコラ専門店や専門の担当を置くホテル以外では、洋菓子全般を全般を製造する洋菓子店が就職先となりますから、まずはチョコレートを含む製菓の知識を身につけることが必要となります。
「ショコティエといっても、それだけを学ぶのではいけません。多くはパティシエとしてスタートしたり、シェフとして活躍した後に、ショコラの魅力にとりつかれ、ショコラティエを目指した方も多いのです。製菓や料理の基本技術を身につけて、それらの仕事を経験することから始め、自分自身でショコラの魅力を感じることだと思います。 」(ショコラティエ談)

ショコラティエだけでなく、食の仕事を目指す人は、年齢に関係なく、品質の良い、クオリティーの高いものを食べ、自分の舌を鍛えることからはじめましょう。自分の舌で、本当のおいしさに触れてみると、プロとしての第一歩を踏み出したときに、どの領域までのクオリティーを求めていくのか?また、それだけのショコラを作り出すショコラティに対する興味や憧れが芽生えてくるでしょう。

チョコレートは製菓の中でも温度や湿度の管理、造型がとても難しく、高い技術が必要なもの。コツコツとキメ細かな作業を得意とする人に向いている仕事です。また、原料の配合やフィリング(つめもの)との組み合わせなどで様々なショコラを生み出すことができますから、想像力、企画力、研究心も求められる仕事です。これらの力は、学びながら磨いていくことができますが、何よりショコラティエに求められる資質は、チョコレートが大好きなこと、食べることが大好きなことです。