後藤 いくみさんパティシエ ポタジエ (東京都目黒区)
パティシエを目指そうと決めたのは、人の心に幸せな気持ちが生まれるきっかけになる仕事をしたかったから。小さいときから大好きなスイーツを通してなら、それを実現できると思ったからです。専門学校に進んでからは、多くの種類のケーキを学ぶことができました。いろいろな視点からスイーツを見ることができたので、スイーツ作りを職業とするための基礎ができました。放課後は実習室が開放されていたので、自習でたくさんのケーキを作っていました。
就職したのは、世界初の野菜スイーツ専門店。体によいスイーツ作りや、生産者とお客様のつながりを大切にしているスイーツを作りたいと思っていましたから、これらを実践しているこの職場に入りました。何度も来店していただくお客様がいたり、「おいしかったです」、「優しい味がしました」などの言葉をいただいたときは、うれしいですね。そういうお客様の笑顔が、仕事のやりがいになっています。パティシエは、常に研究、探求が必要な仕事。仕事の後には、毎日試作を重ねていますし、今までの自分にはなかった知識が得られたときも、うれしい瞬間です。これからもひとりでも多くの人に喜んでいただけるよう、自分にできることを増やしていきたいです。
ポタジエ
2006年に世界初の野菜スイーツ専門店としてオープン。
既成概念を覆す「ベジスーツ」で人気