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資格・試験情報

食の安全が求められる今、資格取得で活躍の場が広がります

パティシエになるためには、必ずしも資格が必要ではありませんが、国家資格である「製菓衛生師」を取得すれば、「衛生知識」を持ったパティシエとして評価されます。

「安心・安全」のスペシャリスト

製菓衛生師(国家資格)

「製菓衛生師」は、製菓衛生師法に基づく国家資格です。
さまざまなスイーツが生み出される中、新たな食材を使った商品も増加しています。また、食の安全の問題がニュースで取り上げられることも多い昨今、製菓業界においても『正しい衛生知識』を持った「製菓衛生師」の資格を持つ、パティシエのニーズが高まっています。 「製菓衛生師」の資格があると、独立開業の際に不可欠な「食品衛生責任者」資格を申請のみ(通常は講習試験が必要)で取得できます。

資格試験の流れ

中学校卒業
→ 現場で2年以上の実務経験者

高等学校卒業
→ 厚生労働大臣指定の養成施設である専門学校などで1年以上知識・技術を修得 →
→ 製菓衛生師 受験資格取得 → 都道府県ごとに実施される試験を受験 → 合格 →
→ 都道府県に申請し、都道府県知事の免許を受ける → 製菓衛生師

試験 都道府県や地域連合で実施
受験資格

次の(1)又は(2)の条件を満たしていること。

  • (1) 厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師として必要な知識、技能を修得した者
  • (2) 中学校卒業以上の学歴があり、食品衛生法第51条の規定による菓子製造業施設で2年以上製菓業務に従事した者
試験科目 衛生法規・公衆衛生学・食品学・食品衛生学・栄養学・製菓理論・製菓実技
合格率

合格率は年度や都道府県により異なりますが、約60〜80%前後が平均のようです。

  • 平成22年度合格率

大阪府65.0%、新潟県92.4%、岡山県56.4%、和歌山県67.9%、滋賀県69.1%
鹿児島県75.2%、長野県78.8%