なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

医療の一端を担う専門知識・技術はもちろん、
高度なコミュニケーション能力が必要です

必要資格
  • ・歯科衛生士(国家資格)
求められるスキル・資質
  • ・歯科医療に関する専門知識・技術 ・高いコミュニケーション能力 ・根気強さ  ・気配り  ・協調性

人の役に立ちたいという意欲がある人、歯科医師をはじめスタッフと協調しながら的確かつ根気強く作業ができる人に向いています

国家資格を取得して、医療の一端を担う

専門的な知識や技術については、国家試験に合格することで一定の評価を得ている歯科衛生士。ですが、歯科医療は日々刻々と高度化・細分化しています。たと えば、現在では小児歯科や矯正歯科、インプラント等に特化した形で経営している歯科クリニックも増えてきています。就職先にもよりますが、国家資格取得後 も、日々の勉強や情報収集が必須の職業だと言えます。
歯科医師の補佐的な側面がある歯科衛生士ではありますが、歯科予防処置や歯科保健指導など、現在では直接的な治療と同等またはそれ以上の重要性を持つとも 考えられている分野においては、まさに中核的な存在であり、人々の健康の大元となる食生活、さらにはそれを支える歯や口腔内の健康について、担うべき医療 的責任はたいへん大きく、やりがいのある仕事です。

必要とされる、高いコミュニケーション能力と粘り強さ

歯科衛生士になるには、歯科衛生士養成のための専門教育課程で必要な知識及び技能を修得し、歯科衛生士国家試験に合格しなければなりません。専門学校、短期大学での養成課程が一般的ですが、歯科医療の高度化・多様化に伴い、大学課程・大学院課程も設置されました。
資格取得後は、比較的規模の小さな歯科診療所(クリニック等)へと就職することが多く、歯科を持つ病院や、市区町村、保健所等への就職も可能です。
診療の実務を行う上で、歯科医師や患者さまと確実かつ的確なコミュニケーションが取れることが求められる仕事です。
就業後は、歯周病やインプラントに特化した認定資格を目指したり、実務5年を経て介護支援専門員(ケアマネジャー)として活躍する道も開けています。

比較的就業時間が固定している職場が多く、急な残業などは少ない歯科衛生士ですが、歯科医師や周りのスタッフ、患者さまなどたくさんの人と関わる仕事ですので、専門知識・技術とともに、高いコミュニケーション能力が求められます。 日々進歩する歯科医療の一翼を担うためには、新しい知識や技術を積極的に吸収する向上心、日々の勉強も大切です。