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資格・試験情報

本格的に介護のプロを目指すなら
2級以上の資格取得にトライ!

ホームヘルパー資格には1級〜3級があり、資格試験はありませんが、都道府県が指定する訪問介護員養成研修課程を修了する必要があります。養成研修は1級課程修了者の継続養成研修を含めて4種類あり、都道府県によっては2級・1級資格取得のための「達成度測定」といわれる復習テストが行われる場合があります。 介護業界では一般的に2級取得者以上の需要が高いため、3級課程の研修を実施しているところはあまり多くありません。3級取得者は家事援助しかできないのに対し、2級取得者は家事援助に加えて身体介護・移動介助ができるなど仕事の幅が広いので、就職のためには2級以上が必須。さらに1級を取得すれば介護福祉士国家資格と同等と見なされるので、ぜひトライしましょう。

ホームヘルパー養成研修課程の概要

3級課程
受講資格 なし
研修内容
  • ホームヘルプサービス事業従事者の入門研修
  • 講義:社会福祉に関する知識、ホームヘルプサービスに関する知識と方法等
  • 実技:共感的理解と基本的態度の形成、介護技術入門等
  • 実習:在宅サービス提供現場見学
研修時間 50時間
認められる業務 訪問介護において家事援助ができる
2級課程
2級課程 なし
研修内容
  • ホームヘルプサービス事業従事者の基本研修
  • 講義:福祉サービスの基本視点、社会福祉の制度とサービス、ホームヘルプサービスに関する知識、サービス利用者の理解、介護に関する知識と方法、家事援助に関する知識と方法、相談援助とケア計画の方法等
  • 実技:共感的理解と基本的態度の形成、基本介護技術、ケア計画の作成と記録・報告の技術等
  • 実習:介護実習、ホームヘルプサービス同行訪問、在宅サービス提供現場見学
研修時間

130時間

※3級取得者は26時間分が免除される

認められる業務

訪問介護において身体介護・家事援助ができる
福祉用具専門相談員、ガイドヘルパー(知的障害者専門)の資格も付与される

※自治体により異なる

取得後実務経験3年以上で「サービス提供責任者」として後輩の育成指導、利用者とヘルパーとのコーディネート等ができるほか、老人施設においても身体介護ができる

1級課程
受講資格 2級課程を修了し、3年以上の実務経験がある者 ※一部自治体では実務経験は不要
研修内容
  • チーム運営方式の主任ヘルパー等の基幹的ヘルパーの養成研修
  • 講義:社会福祉関連制度とサービス、介護方法と技術、チームケアとチームワーク等
  • 実技:ケアマネージメント技術、指導技術と介護技術の向上等
  • 実習:痴呆性高齢者等処遇困難事例対応実習、デイサービスセンター実習、チーム運営方式業務実習、訪問看護同行、在宅介護支援センター職員との同行訪問等
研修時間 230時間
認められる業務 訪問介護事業所において「サービス提供責任者」として後輩の育成指導、利用者とヘルパーとのコーディネート等ができるほか、老人施設においても身体介護ができる
(介護福祉士国家資格と同等の資格が付与される)
継続養成研修
受講資格 1級課程修了者
研修内容 1級課程修了者の資質の維持・向上に必要な研修