なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

就職先・活躍フィールド

介護の現場でフレキシブルに
働ける人材のニーズが急増中

ホームヘルパーの主な就職先
  • 訪問介護サービス会社、デイケアサービスなどを実施する老人福祉施設など

ホームヘルパー 職業データ

就業時間 165時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与 191,300円 (勤続5.1年目の平均月給)
就業者の男女比 (男性)2:(女性)8
平均年齢 44.6歳
  • 給与は就業場所や勤続年数、スキルによって異なります。経験がものを言う職業ですので、時間と実践を重ねて昇給、ステップアップを目指します

在宅ケアのスキルを生かして様々な現場で活躍

ホームヘルパーの就職先で多いのは、民間の訪問介護サービス会社です。その中には人材派遣事業として訪問介護からデイケアまで幅広い介護サービスを扱っている会社も多く見られます。また、老人ホームやデイケアセンターなどの介護スタッフとして勤務する人も多く、高齢者向け施設だけではなく、病院や障がい者施設などでの需要も増えています。ホームヘルパーは在宅ケアのスキルを生かした介護を行うことが主な業務ですが、このように、様々な現場で活躍することができます。

会社ごとに異なる雇用システムがチェックポイント

勤務時間や休日、残業時間などは職場によって異なります。訪問介護サービス会社では、正規職員のほか登録制のパートタイム雇用が多いのが特徴で、とりわけ家事や子育てを経験している主婦の活躍が目立ちます。職場によってはフレックスタイム制や保育支援制度を導入するなど、様々な雇用形態を設置することで幅広く門戸を開いていますので、転職や結婚後の再就職などもしやすいでしょう。
身体が資本となる仕事ですので、休憩時間や休日はきちんと確保されており、会社によっては職員の健康管理のサポートや精神的ケアのためのカウンセリングなどを設けているところもあります。職場選びにはそういった部分をチェックしておくことも大切です。

社会を担う重要職であるという自覚を持って

厚生労働省は2005年、介護に携わる者の資格を介護福祉士に一本化する方向を打ち出しましたが、現在も決定には至らず、2級以上のホームヘルパーの需要は依然として高い状況にあります。
2015年には 日本人の4人に1人が65歳以上になると予測されており、少子化・核家族化と共にホームヘルパーの需要は高まるばかりです。そんな状況だからこそ自分自身が介護社会の重要な担い手であるという自覚を持って臨むことが大切。しっかりとスキルを身につけて、どんな現場でも通用するホームヘルパーを目指していきましょう。